2017/03/16

クロマグロを守るために今年もデモをやります。

今年も産卵期のクロマグロを守るために水産庁前と一番産卵期のマグロを獲っているニッスイ本社前でデモを行います。
合わせて今年はやる気を感じられないWWFジャパン、そして全国まき網漁業協会の前でもデモを予定しています。

5月25日(木) 13:00集合~14:30解散予定
集合場所 日比谷公園霞門前
参加申し込みアドレス uminchumogi@nifty.com
※氏名、携帯番号、メールアドレスを添えて申し込んでください。また昨年、一昨年に着たTシャツ、ポロシャツで参加してください。初めての方は、サイズを教えてください。当日お渡しします。1着1500円です。


昨年のデモです。昨年の6月15日に北海道から、九州、沖縄、台湾、タイなどから105名が参加した。
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水産庁前を「しっかり資源管理をやれー!」と堂々と歩く。ニッスイの前では「産卵期のまき網をやめろー!」と歩く。
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これは一昨年のデモ。86名が参加した。
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デモの翌月は境港を訪問した。境港では白須会長(山陰まき網協会)に案内をしていただいた。
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境港の漁業関係者と対談。前向きな意見交換ができた。
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デモを業界新聞に寄稿。
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境港での協議も寄稿した。
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同じ月に青森県の深浦漁港を訪問。(青森県一のクロマグロの水揚げ港)
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深浦の苦しい現状を組合長から聞かせていただいた。
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資源保護活動に本格的に取り組んで3年目を迎えたが、少しずつだが進展を感じる。今までは水産関係者しか参加できなかった会議や発表会に釣り人も参加できるケースが増えてきた。水産関係者が釣り人の声にも耳を向けるようになった。それは確実に前進と言えるだろう。
俺は常々「海は国民の財産」と言っている。水産資源は一部企業や天下りの物ではない。資源枯渇は今も進んでいる。我々国民はそれに対して、強く抗議する資格があるのだ。

減り続ける我が国の水産資源。クロマグロに限らず、アジ、サバ、ホッケ、ニシン、スケソウダラ、スルメ、シシャモ、などなど、多くの魚がこの1世紀で9割以上減少した。そして現在も減り続けている。

資源が増えたか、減ったかは我々釣り人は海に出ているので自分の目で確認することもできる。釣り人からアンケートをとっても、ほとんどの魚種で「減った」という回答が「増えた」という回答の数倍あった。クロマグロに関しては圧倒的に「減った」の回答が多かった。

中でも日本海側のクロマグロの減少は著しい。その原因は産卵期に漁獲が集中していることにある。その漁獲されるクロマグロの多くが初産卵なのである。30~40キロの卵を抱えたクロマグロが一度も産卵をすることもなく殺されているのだ。

このままでは水産業の未来も、釣りの未来も真っ暗である。

何もせずに衰退を見続けるのか、それとも未来のために何らかの行動を起こすのか。

太平洋クロマグロはすでに「待ったなし」なのだ。



俺は国内の現状も毎年海に出て見続けているが、海外の現状も自分の目で確認している。

カナダのプリンスエドワード島には毎年2回行っているが、その資源はあきらかに回復している。

プリンスエドワードでは釣り人はすべてリリースが基本である。それでも世界中から釣り人が押し寄せている。遊漁は2009年から開始されたが、釣り船、そして訪れる釣り人の数は増える一方である。これこそ地方創生と言えるだろう。
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小さな島の小さな漁港だが、マグロ釣りのシーズンになると釣り客や観光客で賑わう。この海域のクロマグロのアベレージサイスは優に300キロを超える。
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大西洋の東側もクロマグロの資源は急激に回復している。スペインの釣り船はすぐに予約でいっぱいになる。3年先まで予約が埋まっている船もある。


昨年から、釣り人は多くの会議や水産関係の発表会に参加した。質問も積極的にやっている。

今年の2月には水産研究・教育機構の宮原理事長と対談した。水産行政の研究部門はここが中心となってやっている。
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宮原理事長「水産資源は将来の人のためにある」「我々はそのために資源管理をしっかりやらなければならない」「産卵期のクロマグロなんか獲るもんじゃない」
※対談の様子は秋以降に某大手テレビ局の人気番組で放送の予定。


2月に開催されたスポーツフィッシングフェスティバルでは、東京海洋大学の勝川先生と羽田市場の野本社長に資源管理のお話をしていただいた。勝川先生「釣り人の資源管理への関心は確実に強くなってますね」。野本社長「食文化を守るためにも資源管理はしっかりやる必要がある」。
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3月16日現在(日本時間)、アメリカのノースカロライナでマグロ釣りをしているが、巨大クロマグロが確実に増えている。
悪天候で出船中止が相次いでいるが、出船すれば必ず巨大クロマグロの群れに遭遇する。そのアベレージはなんと200キロ前後である。
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6日前にはジギングで263キロのクロマグロがキャッチされた。ファイティングタイムは4時間47分。これはジギングに限らず、ルアー界の歴史に残る快挙である。この日はこのサイズの群れに遭遇してあちこちの船でファイト(我々日本人だけで少なくても10回以上)があったが、ことごとくラインブレイクだった。
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豊かな海は人の心も豊かにする。出船中止が相次いでも誰も愚痴を言うものはいない。それは誰もが必ずチャンスが来ると信じているからである。

日本の海もかつてはこんな海だったことは多くの古い資料や文献、そして白黒の写真で確認できる。



悪天候で出船できない日は漁師にインタビューをやった。ノースカロライナは資源回復に伴い、3年前からマグロ漁師が増え続けている。

引き縄の漁師「マグロは儲かる。資源は確実に増えているよ」
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そんな海を取り戻すために。

デモをやります。

2013/10/21

カナダの巨大マグロに挑む・最後にカナダ観光も満喫(^O^)

松方弘樹さんからカナダのマグロに挑みたいと連絡があったのは半年以上前だった。

そのとき俺が「資源保護、レギュレーションなどカナダの素晴らしさを番組の中で語ってください」と話したら「絶対に話すよ。僕もそういうことに凄く関心があるから」とおっしゃった。さらに付け加えて「絶対にリリースしてください」と伝えた。

カナダの釣りに関する多くの情報、写真、それにフレデリック・フォーサイスの「帝王」を郵便物に入れて松方さんの自宅へ送った。

ところが6月ごろから始まった浅丘ルリ子、小林旭、松方弘樹の3人が共演する「熱き心で突っ走れ」が地方で大きな注目を浴びて、全国25か所で61公演するとこになってしまい忙しくていけなくなってしまった。カナダをすごく楽しみにしていただけに本人はすごく残念だったらしい。俺も残念だった。ぜひ番組の中で巨大マグロをリリースしていただきたかった。



カナダの釣り5日目

ノースレイクの港から出たけど大時化なんですぐに帰港。
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赤毛のアン巡りに変更
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まずは赤毛のアンの駅舎のモデルになったエルマイラ駅へ

機関車に乗って出発~
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乗客の皆さんです(^O^)
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グリーンゲイブルス到着。作者モンゴメリーゆかりの地です。

ここを訪れる観光客は女性がほとんどです。

そんなところへ変なオジサンばかり・・・(-_-;)
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映画で使われたアンの家です。
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おっ!

可愛い~(^O^)
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黒毛のアンでした。お母さんは日本人でした。


これは作者のモンゴメリーが生まれた家です。1874年生まれ。
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シャーロットタウンにある劇場。ここで赤毛のアンのミュージカルが1965年から上演されている。
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鎧を被ったマグロ発見。フロロ150号でも一瞬で切られそう。
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男ばかりの赤毛のアン巡りは毎年不評です(-_-;)




いよいよ最終日です。


一昨日、船べりで惜しくも切られたハマチ君がリベンジです。

実は前回バラシた後に「ヤズ君」に降格されてます。

釣らなければいつまでも「ヤズ」です!(^^)!


ファイト開始
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剛樹の巨大マグロ用スタンドアップロッド(プロトタイプ)です。


ヒットすると漁場監視艇がすぐに近づいてきた。
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ファイティングタイムをチェックしています。


終始余裕のファイトでジャスト30分でキャッチ!
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監視員が乗り込んできて聞き取り調査のようです。でも皆さん笑顔でした。
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ずっと違反してないからね。俺たちも堂々としてたよ(^O^)


おめでとう!
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船長推定500ポンド(226キロ)。釣り歴10か月の初心者が釣っちゃった。

再びハマチ君に昇格です(笑)

面白いので来年も挑むそうです。次回は400キロオーバーだそうな。



ふっと船内を見ると・・・

大仏が号泣してました。
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ゴリから読んでと渡された「永遠のゼロ」が泣かせた犯人です。

ゴッツイ体してるのに中身は純粋な奴なんです(^O^)


帰港すると漁師さんがマグロを水揚げしてました。
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341.5キロ!
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普段はポンドで言いますが、秤はキロ表示でした。日本へ送るからかな?


俺たちはすべて船べりリリースなので陸上写真がない。ここで記念に写真を撮った。
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マグロに近づくとあらためて大きさに驚く。こんなのがすぐに釣れちゃうカナダの海って、やはり素晴らしい。


解体が始まります。
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何と解体はチェーンソー(電動ノコギリ)です。
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あっという間に解体されちゃった。


でっかい尻尾
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でっかい心臓
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解体されたマグロは日本へ送られるそうです。

そしてプリンスエドワード島とお別れ~

また来年です。



帰りはトロントで1泊しました。

そしてナイアガラ観光へ
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これはカナダ滝です。
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こちらはアメリカ滝です。
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霧の乙女号に乗って滝に近づきます。
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全員「おー!!!」言葉が出ません。
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滝のすぐ近くまで歩いて行くルートもあります。
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水量が凄い!
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この大きな滝、何万年、いや何百万年と続いているんだろうな。
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ほんとに自然て凄い!

地球って大きな生き物だと思った。


気が付いたら我々は雨着の下までびしょ濡れでした。
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カナダ巨大マグロに挑むはこれにて終了です。


いったん帰国して4日後に再びカナダへ

みんなに「何で帰ってきたの」と言われました(笑)

次の行先はウイニペグから東へ車で3時間くらいのレイクオブザウッズです。なんと湖の中には島が14500もあるそうな。
狙う魚はマスキーです。超難しい魚だそうです。1週間やってメーターオーバーが1匹釣れれば満足なんだそうです。

さてどうなるやら・・・
2011/04/08

東日本大震災義援金の振込み

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本日、SFPCに集まった義援金を全額日本赤十字社へ振り込ませていただきました。

振り込んだ金額は

3,562,140円

となりました。

たくさんの振込み、ほんとうにありがとうございました。

SFPCメンバー、グルーパーメンバー、そして振り込んでいただいたメーカー、ショップ、個人様には
詳細を報告させていただきました。


東北の復興には多くの支援が必要です。それは数年がかりになると思います。

SFPCでは引き続き義援金のお願いをしています。
http://www.sfpc.jp/


義援金に協力していただいた皆さんです。敬称略

益田昌明、閂和也、永井真人(メロン屋工房)、田中孝幸、牧与志幸、大貫洋、中村結子、西垣荘南、古賀和美、中村豪、佐野昌哉、島崎克也(種子島・智美丸)、吉野俊吾、カタノヨウヘイ、川飛達也、鈴木斉、カヤノタカシ、プロショップGAAR、山本匠、横山秀幸、スタジオオーシャンマーク、熊谷泰二(MCワークス)、田原繁浩、タケナカダイスケ、中本敦、高橋一隆、佐野ヒロム、笠間重美、ソエダマサヒコ、目黒俊一、唐田正男、土井上博智、長谷川釣具店、ブルージャンキー、稲井章文、ニシダヒデキ、田井康之、佐々木信一郎、阿慈知敬太郎、石井幹雄、芳本英司、黒岩寛志、グルーパーボーイズ、茂木陽一、清水公一、川原こうじ、大久保要、若月英樹、八柄あつし、横山純一、金子よしたか、鈴木由昭、塚田仁、相澤十兵衛、荒井広明、望月貴志、瀧上幸浩、折戸(CBONE)、後藤盛崇(宮古島MORIZO)、梅谷克幸、増澤あきひろ、伊東公美、伊澤団、林(CBONE)、池田辰也、桑原浩安、奥住和義、鴨下秀樹、田中俊之、窪田純子、佐藤のぶお、平山貴之、平山和賀子、樋口和也、YEEHAA(ニュージーランド)、北澤真也、プロショップMOGI義援箱、吉野ひろし、※富山組有志一同、JOYクラブ、浅野久嘉

※富山組有志一同
http://zaime.pos.to/diary_t/diary.cgi?date=20110408