2014/08/14

昨年12月のインド一人旅・その3

ようやくデンバーです。アラスカは大変です。行きはアラスカを通り過ぎてサンフランシスコ。そこで乗り換えて、飛行航路を戻るようにアンカレッジへ。アンカレッジで乗り換えてコディアックである。帰りはコディアック~アンカレッジ~デンバー~成田である。昔、冷戦時代はソ連の上空を飛べないので、ヨーロッパ方面へ行く飛行機はアンカレッジ経由が多かった。だからアラスカは近かった。成田から6時間で行けた。今は20時間以上かかる。近いのに遠いところである。


さて本題に戻ります。インド一人旅その3です。

一昨日の生活臭あふれるところで撮った写真データがなぜか消えちゃったので、新しいCFカードを買って再び行くことに。デジカメになって便利になったけど、データが消えることが毎年1回くらいある。これショックだよね。

人力車に乗った。ほんとは歩いて回ろうとしたんだけど、人力車が何台も俺の後を付いてきて、しつこく勧誘する。根負けしてしまった。
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狭い路地をどんどん入って行く。こっちも強引だが、すれ違うほうも強引である。譲っていたら前に進めない。
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ぶつかることなんて気にしてない。ガンガンぶつかりながらどんどん進む。
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車輪同士が絡んで急停止することも。
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スリル満点で通り抜けた。


露店がずらりと並ぶ。こういう光景を目の当たりにするとインド人が世界中どこでもたくましく生きられる訳が見えてくる。
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日本も戦後間もないころは同じだった。だから人々はたくましかった。そして日本はあっという間に復活した。


荷車を押す女性。
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坂道をゆっくりと登っていた。かなり辛そうに見えた。


俺が代わって坂の頂上まで押してあげた。
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でも、あまり喜ばれなかった。そんなことより買ってあげたほうが良かったかな。


アスファルトの道路で洗濯をする女性。まさしく母は強し。
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日本も昔はこのような光景が見れたそうだ。


インド人は高く積み上げる天才でもある。自転車も車もとにかく積めるだけ積む。
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露店ではなんでも売っている。そして捨てるなんてことはしない。とことん使う。
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思わず「急げー!」と言いたくなる。常にぎりぎりの中でインド人は生きている。
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人間は忙しく生きている。

でも鳥や牛はのんびり生きている。
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カラスがどんなに増えても、人々は気にしない。
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でも、変なカラス(笑)


俺の1日もインドではあわただしかった。

宿へ戻る。

この通りに俺が泊まる宿がある。
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3泊したが、この通りで日本人らしき人は一人も見なかった。


インドの人口は12億とも13億とも言われている。あと数年後には中国を追い越して世界一になるそうだ。

当然、食糧も世界一必要となる。
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人が増えれば、空地は減る。
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人間てどこでも生きられる。生きようと思えば。


この子たちの未来は・・・学校は・・・病院は・・・
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先進国の人間はそんなことを考えるけど、ここに住む人たちは「明日の食糧」「明日の生活」なんだろうな。

人は贅沢を知ると物の価値がわからなくなる。インドを歩くといろいろ考えさせられる。


インドの素顔。凄い生命力。これが人間本来かもしれないけど、俺は住む気にはなれない。
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日本はいつかインドに追い越されるだろうな・・・

精神が違い過ぎる。


仏教もヒンズー教もインドで生まれてインドで育った。

恵まれた土地では生まれないし、育たない。信仰もしない。


床屋。
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散髪代を聞くのを忘れた(笑)


野菜を運ぶトラック。それにしても綺麗に積んだもんだ。
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ここでも見事なまでに高く積んだ野菜。
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「おい、俺を撮れよ」
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撮ってあげた。


「変な観光客」
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そんな目で見られた(-_-;)


カメラ屋。
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この汚い看板を見て入る日本人はいないだろうな。


階段に陣取る乞食。上と下ではどっちが偉いんだろ?
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すいません。小銭がなくて・・・


たった3日間のインド滞在だったけど、1年分くらいを見たような旅だった。


インドは広い。そして歴史は深い。

そしてとにかく面白い。飽きない。退屈しない。


次回は1か月くらい歩いてみたい。


終わり
2014/08/13

昨年12月のインド一人旅・その2

やっとコディアックからアンカレッジに移動できました。プロペラ機で1時間の距離だけど、3日間かかりました。日本帰国は14日の午後3時の予定です。でも問題の多いユナイテッドなので、まだ何かあると思います。


さて本題です。昨年12月下旬のインド一人旅です。削りに削った予算で旅してます。同行者いないのが幸いです。

到着2日後

今日はタージ・マハルのあるアーグラに行きます。

朝の5時半に出発。ニューデリー市内の高速道路入り口付近を牛が歩いてました。
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高速道路に入った。


ありゃ?

トラクターが走ってる
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横転したトラック、ほったらかし
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おいおい

こんなのが高速道路を利用していいのか?
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この人たち高速料金払ったのか?
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制限速度なんて意味ねえだろ
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猿も歩いてるぞ
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定員オーバーだろ?
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しかもトラックの荷台・・・


渋滞になってきた。こりゃ首都高と変わらんな。
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三輪タクシーになんと8人!
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10人まで乗せるらしい。


これも放置・・・
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だんだん見慣れて、驚かなくなった。
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右の2台は逆走してるけど。完全無視のポリス。
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まあ捕まっても500円も払えばOKらしい。


猿も人間もインドでは同じ身分?
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俺には猿の方が偉く見えた(すいません)

インド人は生き物を殺しません。犬も牛も猿も鳥もリスも・・・

だから街のいたることろ、動物だらけです。


いつのまにか俺の前に現れたヘビ使いのおじさん。
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睨まれて、しっかりお金取られました。
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生き物を殺さないけど、利用します。ずるいです。



俺に騙された間抜けなリス
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手の平に餌を持ってるように見せかけると寄ってくるんだな。

リス「ずるいのはお前だろ!」



タージ・マハル到着

う~ん、噂通り。

世界一綺麗な霊廟(お墓)です。
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タージ・マハルとは
http://guide.travel.co.jp/article/5095/

若くして亡くなった奥さんのために王様が建てたお墓です。


よほど奥さんのこと好きだったんだろうな。
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その愛の重さをチェック
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片手では上がりませんでした。


インド面白いです。だんだん好きになってきた。


続く

2014/08/13

昨年12月のインド一人旅・その1

現在はまだアラスカのコディアックにいます。11日帰国の予定が悪天候で14日以降になってます。今日も雨です。あと4時間後の飛行機も欠航の可能性が大きいです(-_-;)


今回は昨年の12月下旬に行ったインドです。インドは初めてです。ビザを取るのがかなりめんどうでした。


12月下旬のJAL。ガラガラでした。1割も乗ってなかったです。
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今回はワンワールドのエメラルドを維持するために急遽行くことにしました。なのでエコノミーです。ビジネスやファーストはマイルでいつも取ってます。買うときはいつもエコノミーです。エメラルドを維持するために3000マイルほど足らなかったです。維持するのも大変です。でもいろいろ(手荷物の重量など)と特典があるので、取っておいたほうが得です。たぶん(笑)


到着1時間前くらいにエベレストが見えた。飛行機の方が低いかも。
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ニューデリーのインディラ・ガンジー国際空港到着

かなり歴史のあるタクシーに乗って市内の格安ホテルへ。
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このタクシーはインドで1954年から生産され、一度もモデルチェンジをしていないアンバサダーです。1954年ということは俺と同じ年です。


しかし、残念ながら翌2014年5月に生産中止となってしまいました。

俺もアンバサダーに乗ることは2度とないかもしれません。


市内は大渋滞。ホテルに着いたのは深夜でした。
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しかし汚ねえホテル・・・



市内観光1日目

まず予約したガイドが約束の時間になってもこない。

10分くらい遅れてきた。
開口一番「これはホテルじゃないよ」
20年ガイドをやってる人が言うんだから、違うんだろうな(-_-;)
おかげで見つけるのに一苦労したそうだ。

そういえばカンボジアの時も同じようなこと言われた。
俺がホテルの前でガイドの車を待っていて何匹も蚊に刺されたので
「お前が遅いから蚊にいっぱい刺された」と言ったら
運転手「安いホテルは蚊がいっぱいいるね」


今日は市場、下町、インド人の生活臭のするところを回ってもらった。

ヒンズー教は牛を食ってはいけない。イスラム教は豚を食ってはいけない。それでチキンが多いのかな。
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生活臭たっぷりの商店街
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ヤギ発見。ヤギなら食っていいのかな?
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三輪タクシーがいっぱい止まってた。
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その三輪タクシーで市内を走る。
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国会議事堂だったかな?
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昼食はここでした。
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屋根を猿が歩いてた。
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フマユーン廟(世界遺産) です。
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タージマハルは王が亡き妻に贈った愛の墓廟。これに対して、王妃が亡き夫のために築いた墓廟がフマユーン廟だ。そしてまた、フマユーン廟はペルシア美術とインド美術を融合させて生まれたムガル美術のさきがけであり、約100年後に建築されたタージマハルのモデルとなった。



あちこちにリスがいた。
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タカもいっぱい飛んでた。ネズミらしき小動物を襲うところを目撃したけど、カメラは間に合わなかった。
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ガイドが言うにはリスは襲わないそうだ。


インコもいっぱい。
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クトゥブ・ミナール(世界遺産)。1200年頃にアイバク帝が勝利の記念碑として建設、14世紀にフィルーズ・シャー帝が塔の4層と5層を増築した。
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クトゥブ・ミナールは赤砂岩でできており、5層からなり高さ72.5m、底部の直径14.32m、頂上の直径2.75m、内部に379段の螺旋階段があり、1970年代前半までは頂上まで登ることができたが、 墜落事故防止のため2階までに制限され、1980年代には全面立入禁止となった。


空港が近くにあるので飛行機が頻繁に飛んで来た。
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アライ・ミナール
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ヒルジー王朝の二代目アラウディン帝(在位1296-1316)がクトゥブ・ミナールの2倍の高さの塔を建てようと着手したが、地上24.5mの時点でアラウディン帝が亡くなり、このアライ・ミナール計画は頓挫したそうです。

完成したら150メートル以上あったのかな?
だとしたらピラミッドを追い越して当時世界一だったかも。


インドってけっこう面白い(^O^)


続く