ショアから巨大GTを釣る!

もともと磯釣り師だった俺は磯の上が大好きである。
6月17日、久しぶりに磯の上にたった。場所はトカラ列島宝島。
(船着場のすぐ隣の磯です。浜坂荘の主人ナオヤさんの話では根ずれが多いので誰もやらない場所だそうです)
同行の者にGTがヒットしたが3秒でラインブレイク
しばらくして俺のルアーに強烈な当たり!
目の前に岩があり、それに一直線で走った。
このままでは切られる
ドラグガチガチに締めても全然止まらない。
ハンドドラグで強引な勝負に出る
15メートルくらい走って相手は止まった。ドラグ18キロ(ロッドを立てた状態)+ハンドドラグだ。
思いっきりロッドをあおって魚の頭を反転させて主導権をつかむ。
力任せのポンピング

10メートルくらい寄せたところで再び反転して走った。
「止まれ~!」「この野郎!」
島全体に響くような大声だったらしい(汗)
そのあと止まったが、全然動かない。
左手でスプールを力いっぱいおさえて、右手でロッドを握って体は後ろに倒れるくらいふんぞりかえっていた。右手が辛いが、左手を離せば、また相手は走るので耐えるしかない。
そんな状態が1分以上続いた。
ようやく動き出した。
手を抜くと走られるので渾身の力でポンピング
7年前に諏訪の瀬島の堤防で巨大GTをかけて手前まで寄せたところで油断して根ずれで切られた思い出がよぎる。
20年前、小笠原の磯でスタンディンングで2時間ファイトして、手前の根に回られて切られた思い出がよぎる。
最後まで気が抜けない。それがショアだ。
手前で切られないために離れた所で一気に強引に浮かせる。
4分後、白い大きなものが見えた。



滝沢船長とナオヤさんが落としダモに入れるものの重くて上げられない。

ナオヤさんが海に飛び込んだ。泳いで船まで引っ張っていく。

船上に上げる。
量りは60キロぴったりで止まった。

板の重さ3キロを差し引いて57キロ。波のないところでの計量なので正確である。
「勝った!」

ロッド:カーペンターDJ83MH
リール:ステラ18000HG
ライン:サンライン・PEジガー8HG8号
リーダー:サンライン・ビッグゲームショックリーダー180ポンド
先端:フロロ80号を70センチ(マンユウ)
ルアー:FCllabo 堤防バイブ
ファイティングタイム:4~5分
55歳にして磯から巨大GTが釣れるなんて、夢にも思ってなかった。
何が起こるかわからない。
だから面白いのだ。
これからも挑戦を続けます。