世界各国釣り事情その1

7月にヨーロッパへ釣りに行く予定なので、調べてみた。

スイスとドイツは釣り人口は極めて少ないらしい。
理由は
ドイツで釣りをするには釣りのライセンスを取得しなければならない。それも立派な国家試験で事前に講習会を受けるのが必須で、しかも60時間もあるらしい。ドイツならではの「自然保護」が徹底されているからだそうだ。魚の種類、生態、生息域、繁殖期、禁漁期間、禁止行為、地主との兼ね合い等の法的な制限や規則を学ぶ。学科が受かれば、次は実技試験がある。ドイツは車の免許は一度取れば一生有効だが、釣りの免許は有効期限1年なので毎年更新しなければならない。そんなわけでどこの川に行っても釣り人を見ることはまずないそうだ。ドイツにもいい川があるそうだが、ライセンスがめんどくさいので釣りをするなら外国へということになるらしい。思い出せば4年前にカザフスタンに巨大ナマズを釣りに行ったがドイツ人とオーストリア人がいっぱい来ていた。
スイスは川と湖は透明度が高すぎて魚がほとんどいないらしい。そして免許はいらないが、入漁券がやたらと高い。しかも日本の関東甲信越より狭い国土に23もの州がある。州が変われば入漁券も新たに買わなければならない。しかも釣れない。ようするに釣りなんかしないでお国自慢の自然だけ見ておけということらしい。
オーストリアはいい川がたくさんあるらしい。先日マダガスカルで会ったフランスの旅行会社の社長もスイスはノーコメントだったがオーストリアはお勧めと言っていた。隣のボスニアはさらに良いらしい。そしてノルウェーも良いと言ってた。
だが釣れる釣れないに関わらず、各国で釣りをするのが俺は面白いのである。
過去にアルゼンチンで坊主、シエラレオネで坊主、スリランカで坊主、フロリダで坊主、インドネシアのサバラナ諸島で坊主、インドネシアのジャワ島東部で坊主、フィリピンのシアルガオ島で坊主、さらにニュージーランドでも坊主はあった。魚は外国へ行けば簡単に釣れると言う人は事情を広く知らない人なのだ。
でも坊主の釣りはすべて鮮明に覚えているのだ。それも時が経てば経つほど楽しい思い出へと変わっていく。あんなに辛かった遠征も峠を越えれば素晴らしい思い出となるのだ。
これから紹介するのは1992年7月に行ったスリランカである。
当時の知人からスリランカに釣りに行くことを勧められた。
「島の周りはドン深で、ちょっと沖へ出れば大きなマグロがいっぱい釣れる」
「船は91年式最新式クルーザーで、船に泊まりながら島を回り、陸に泊まりたかったら入港して、その町で一番豪華なホテルに泊まる」
二つ返事で行くと答えた。
ところが91年式クルーザーとはほど遠い船だった。

1891年の間違いでは?
しかもドン深のはずの海は2時間沖へ走って水深12メートルだった。
顔を洗ってるのではない。

この洗面器は食器で、中身はやたらと辛いカレーだった。
船のクルーは魚をいっぱい釣っていた(^^;

クルー「魚いっぱい、いっぱいだよ」
君たち何で釣れないの?と言われていたような・・・
途方に暮れて洋上をさまよう・・・

上陸すると
道路には牛がいっぱい。

ちょっと立ち止まっていると、どこからともなく。
ヘビ使いが現れる。

ちょっとでも目を向けると・・・
金を取られた。
俺たちをカモにしたコブラ君

海岸道路を走っていると、ガイドブックの表紙にあったのと同じ景色に出会った。

写真を撮ったら追いかけてきて金を取られた。
この子供の竿には餌もついてなければ釣り針もなかった。
釣られたのは俺だった。
そして泊まったホテルは築300年だった・・・
さらに帰りの飛行機はオーバーブッキングで席がなかった。
当然ぶち切れて空港で大暴れ!!!
暴れたおかげでファーストクラスだったぜ(^^)
ガハハ
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