2010/06/29

巨大キハダマグロ連発@パナマ後編

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現在プリンストンのサミー家にお邪魔している。そこでレポートを書いてます。

昨日は1日サミーのお店にいた。

お客さんがみんなび~るだ~さんのことを知っているのに驚いた。「ビアマン」とみんなから祝福されてた。すでに超有名人です。
この店はお客のレベルも高いです。200ポンドオーバーのマグロを釣った人がごろごろいます。ノットも進化しています。キャスティングもジギングも魚の大きさが日本とは比べ物になりません。
サミーはこの1年間で70キロオーバーのクロマグロを15匹キャッチしたそうです。多い日は1日に4匹だそうです。最大は103キロ(227ポンド)で最終ドラグは19キロ(42ポンド)、ファイティングタイムは22分だったそうです。ルアーは猛闘犬丸で口の先端にフックが1個、顎の方に1個掛っていたそうです。
ポールも90キロ(200ポンド)を釣っています。他のお客さんもいっぱい釣ってますが、なれている人はファイティングタイム20~25分です。PEは8号がメインで6号が一部です。

世界のレベルはここまで来ています。




では奇跡が起きたパナマ後編です。

パラダイスフィッシングロッジには現役のNBAプロも来ていた。ヒューストンロケッツのJared Jeffries選手だった。我々と同じでキャスティングでマグロを狙っていた。一緒に釣りはしなかったが飛距離はとんでもないだろう。
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夜の宴会では世界各国の人と盛り上がった。ここでは屑弁先生が超元気だった。問題の多い先生だけど、大物であることは間違いないようだ(笑)
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初日から巨大キハダマグロが連発したことで2日目も期待は大きかった。しかし俺は中指が痛くてロッドを握れないので釣りはせずにカメラマンに専念した。

その日、巨大キハダは6発ヒットした、しかし4フックアウトの2リーダーブレイクだった。リーダーを切られたのは2回ともび~るだ~さんだった。
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俺「リーダー細すぎるんじゃないの?」
び~るだ~さん「3月から替えてない」
1回目はPE3号にリーダー50ポンドだった。2回目はPE5号にリーダー90ポンドだった。いずれもリーダーが切れた。
俺「一生に一匹のサイズがヒットしているのだから真面目にやったら」
び~るだ~さん「はい」


3日目

朝から晴れ模様の天気だった。
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昨日まではハンニバルバンクを攻めていたが、この日は途中からヒカロン島の西沖へ移動した。

そこにもイルカがいっぱいいた。キャスティングを開始すると5キロから10キロくらいのキメジが次々と釣れた。しばらくすると大型のキハダが姿を現した。みんな真剣になってきた。

しばらくするとトモで投げていたび~るだ~さんのロッドが曲がった。勢いよくラインが出て行く。どうやら大物らしい。そのあと屑弁も、サミーもヒットした。トリプルヒットである。しかも全員大きそうである。俺はビデオにカメラに大忙しである。
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しかし屑弁とサミーはすぐにフックアウトしてしまった。び~るだ~さん一人のファイトとなった。び~るだ~さんは朝からビールを大量に飲んでいるのでヘロヘロである(笑)。10分でハーネス装着となった。そのあともヘロヘロだった。しかもファイト中にさらにビールを補給していた。
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それでも一度も座らず、誰の手助けも受けず、最後まで立ってファイトを続けた。ただの酔っ払いではない(笑)

57分でキャッチ。重さは船長推定110ポンド(50キロ)だった。ルアーはブルーフィッシュ100、ロッドはTBL80/20、リールはソルティガ6000GT、ラインはPE5号、リーダーは130ポンドで先端にフロロの60号を70センチ繋いでいた。
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その日、巨大キハダは7ヒットあったがキャッチできたのは1匹だった。連日フックアウトが多い。


4日目は大雨、雷でほとんど釣りにならず早上がりとなった。ロッジに戻るとレストランのテレビでサッカーの試合をやっていた。日本とデンマークの試合だった。3-1でなんと日本が勝って決勝トーナメント進出となった。サッカー大好きなび~るだ~さんは大喜びだった。
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5日目、最終日である。

まずは3日目にび~るだ~さんが釣ったポイントに入ったが、この日は巨大キハダの姿は見えなかった。そしてモントーザ島の近くに移動した。ポイントとポイントの距離が離れているので船が走っている時間が多く、釣り時間は毎日3~4時間しかない。
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その場所もイルカはいっぱいいるのだが巨大キハダの姿は見えない。しかしキャプテンには巨大キハダが見えているようで、餌を釣ってトローリングを始めた。

サミーと屑弁はキャスティングをやった。俺は指が少し曲がるようになったのでパンドラを沈めてキハダを狙った。

キャスティングは全然反応なしなのでサミーがジギングを開始すると大きなツムブリと小さなクベラが釣れた。

び~るだ~さんは大物はもうこりごりと小物用のジギングタックルで餌に使うカツオを狙っていた。みんなのために餌釣りに専念していた。

しばらくするとび~るだ~さんの竿が曲がった。そんなに大きくないようで簡単に寄ってきた。
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ところがあと20メートルくらいのところで気付いたかのように急に走りだした。
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延々と走ってラインは200メートル以上出た。ラインはPE3号である。ロッドはBC66Mである。
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ラインが残り少なくなってきたので船がフォローを開始した。俺はヒットしたカツオをイルカが食べたんだろうと思ってしばらく見ていた。ところが20分経っても相手は浮いて来ない。イルカなら呼吸をするために浮いてくるはずだ。どうやらイルカではなくて本命のようだ。20分経過してからビデオ撮影を開始した。

び~るだ~さんは今回はビールを飲まなかった。ファイトの途中もビールでなくて水を補給していた。こんなに真面目にファイトをするび~るだ~さんは初めて見た。12年付き合っているが、いつも酔っぱらっている姿しか見たことがない。

素晴らしいファイトだ。ロッドを限界まで曲げて常にマグロにプレッシャーをかけていた。過去に135キロのカジキ、44キロのGT、30キロのヒラマサなどスピニングタックルで大物をいっぱいキャッチしているベテランなのでプレッシャーの掛け方は一流である。

しかし握力が弱いのがび~るだ~さんの弱点だ。

1時間経過後あたりからロッドを肘で抱える場面が多くなった。そろそろ握力が限界のようだ。
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1時間20分後、ハーネスを装着した。ハーネスを装着して数秒間腕を休めるだけで、かなりの回復になる。

再び力強いファイトが始まった。どんどんプレッシャーをかけて魚との距離は一気に短くなった。
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ところが残り30メートルくらいにきたとき相手は再び200メートル以上走った。スプールは再びほとんど空になった。

「サメが食べた」と思った。ところがサメのような動きはなかった。び~るだ~さんはサメだと思ってドラグを締めている。俺はフックがシャウトのジャコフックLと聞いてドラグを締める指示は一度も出さずにいたのだが・・・

冷や冷やしたが、魚はばれなかった。しかし相手は全然浮いて来ない。

首を振る動きもなくなった。重いだけである。そんな全然寄ってこない状態が30分以上続いた。

俺は魚はリーダーが尻尾に絡んで仮死状態になっていると予測した。1月に玄界灘で190キロをキャッチしたときと同じように見えた。

完全に魚が窒息するまで待ってから、俺がドラグを4分の1回転締めた。この時点で1時間40分くらい経っていた。もしマグロが生きていて再び走りだしたらフックアウトする危険性は大きい。これは俺の賭けだった。

全然回収できてなかったラインが少しづつ回収できるようになった。波の上下で少し出る程度である。ロッドの曲がりから7キロくらいのドラグと判断した。フックの強度からしてこれが限界だろう。

生命反応は完全に消えていた。マグロは比重が海水よりかなり重い。死んでしまうとそれだけで浮いて来ない。デスダイブといつやつだ。カジキは死んでしまうとファイティングタイムが大幅に長くなる。

2時間15分後、大きな尻尾が海面に姿を現した。誰もが驚くような大きな尻尾の大きさだった。予想した通りリーダーが尻尾に絡んでいた。キハダは完全に窒息死していた。
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キャプテンもサミーも「アンビリーバボー」と叫んでいた。なんたってPE3号である。
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使用タックル
ロッド:カーペンターBC66M
リール:ソルティガZ4000H
ライン:サンラインPEジガー8HG・3号
リーダー:サンラインシステムリーダー(ナイロン)90ポンド、先端にナイロン140ポンドをを30センチ
ジグ:ギャロップ40グラム
フック:シャウト・ジャコフックL

重さ:船長推定250ポンド(113キロ)
叉長:実測183センチ(全長は約200センチ)
ファイティングタイム:2時間15分

フックはやはり限界を通り越して伸びていた。まさに奇跡である。
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アメリカではあっという間にこのニュースが伝わっていた。

アメリカ入国後、サミーのお店に行くとたくさんのお客さんが現れた。全員がび~るだ~さんの快挙を知っていた祝ってくれた。

その日のディナーはニューヨーク市内のタイレストランに行ったが、たくさんのアングラーがお祝いに駆けつけてくれた。
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最後まで座らず立ってファイトした。誰の手助けも受けなかった。ロッドを船べりに預けることも一度もなかった。IGFAルールに基づいた堂々としたファイトである。スポーツフィッシング先進国でも絶賛にあたる偉業を日本のビアマンが成し遂げた。



翌日、一足先に帰国する屑弁を空港まで見送った。

そこでサミーが悲鳴を上げた。
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「あら○きさん、リールをそんなバッグに入れては駄目だよ!」

屑弁はリュックサックにリールを裸のまま入れて、そのままカウンターで預けていた。
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よく見るとベールはすでに曲がっていた。

俺「いんだよ。壊れたらまた買うから」

サミー「いいお客さんだね」
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明日から俺とび~るだ~さんとサミーはマサチューセッツ沖の巨大クロマグロを狙います。

また奇跡が起きるかもしれませんよ。
2010/06/27

巨大キハダマグロ連発@パナマ前編

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パナマからメキシコにかけての太平洋側は昔から巨大なキハダマグロが釣れることで有名だ。ロスアンゼルスやサンディエゴから出港するロングレンジの船もバハカリフォルニア沖から遠くはクリッパートン島まで目指す。俺も2000年の9月にサンディエゴからバハ沖へ48フィートのクルーザーをチャーターして4泊5日の釣りを経験したことがある。結果はキメジの入れ食いで終わった。あらかじめの情報不足、知識不足、そして現地のいいかげんなコーディネーターにまんまと乗せられたような釣行だった。

日本国内にもキハダが釣れるところはあちこちにあるが100キロオーバーが釣れたという話は聞いたことがない。

バハ以来いつか巨大なキハダを釣ってみたいと思っていたが、ロングレンジの乗合船は乗りたくないし、かといってそんな大型船をチャーターとなるとバカ高くて少人数では無理だ。

実現できないまま何年も過ぎた。そして昨年の秋にサミーからパナマの話を聞いた。キハダは大きい。船はMAXで4名。ロッジは素晴らしいという内容だった。せっかく来るなら帰りにマサチューセッツのクロマグロもやったらどうかというので、それもやることにした。

ところが出発1か月前の種子島遠征から咳が出るようになった。日に日に悪化して、宮古島遠征、トカラ遠征で最悪となり痰も多くなり何度も食べた物を吐いてしまうほどだった。なんとかパナマ出発までには治したいので宮古ではほとんど釣りはせず、そのあとのトカラでは1回もルアーを投げなかった。

病院も2か所行き、薬も合計7種類も飲んだが、いっこうに良くならない。そのままパナマ出発となった。周りに聞くと数名が春から初夏にかけて同じような症状を経験したということだった。原因は黄砂という話も聞いた。また中国が急激な経済発展をした結果、工場などから出る大量の煙という話も。最近このような症状の人が増えてるそうだから中国説は案外当たっているかもしれない。いずれにせよ地球の空気がどんどん汚染されてるのは間違いないだろう。


今回の同行はび~るだ~さんと屑弁大先生(笑)、6月20日に成田を出発した。

ニューヨークJFK空港で出迎えに来たサミーの車に乗って、彼が経営する釣具屋に行った。その店はソルトのジギングとキャスティングがメインで、商品の8割以上が日本製だった。
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ロッドはMCワークスが人気らしい。日本と同じである。
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ソウルズと猛闘犬丸がサミーは大好きだ。
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ポールは今年メロン屋のルアーで200ポンドのクロマグロを釣ったそうだ。
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ブラックマジックのハーネスが大人気らしい。
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右サミー、左ポール。
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必要な物を購入した後、近くの寿司レストランで昼食を取りパナマ行の飛行機が発着するニューアーク・リバティ空港に向かった。荷物の制限が厳しく一時は全員が超過料金50ドルを払うところだったが、コパ空港がコンチネンタル航空の子会社だとわかり、俺のスターアライアンス・ゴールドカードが役にたって超過料金は払わずに済んだ。ちなみに昨年は成田からニューヨーク間でロッドケースが長いという理由で超過料金を取られた。ところが今年も同じJALを使ったが取られなかった。理由はわからずじまいだが・・・エア・カナダも昨年の7月は取られたが12月は取られなかった。一時は厳しくなった手荷物だが、最近はまた緩くなってるようである。

パナマまでのフライト時間は5時間とちょっとだった。入国審査を済ませ、税関を無事に通り抜けて、出迎えのワンボックスに乗った。そこからパラダイスフィッシングロッジまでかなり飛ばして5時間だった。着いたのは深夜の3時過ぎ。シャワーを浴びてタックルをセットしてすぐに寝た。起床は6時である。

深夜に到着。これは俺が泊まった部屋。
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ドアを叩く音で起こされて、朝食を取り、7時にはロッジを出発した。ボートの待機する桟橋まで2~3キロの距離だ。
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ロッジ所有のボートは5~6艇あるようだ。28フィートの船体に250馬力の船外機が2基だった。すぐにタックルを積み込んで出港。25~32ノットのスピードで進むのだが、あいにくの向かい波で船はバンバンと跳ねた。ポイントまでは2時間半から3時間。落ちないように船にずっとしがみついていたので着いたころにはヘロヘロだった。
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どのポイントにも必ずイルカが群れていた。そのイルカに混じって巨大なキハダがいるらしい。キメジやカツオのナブラ目がけてキャスティングするとキメジサイズは入れ食いだった。

俺は最初は肩慣らしにとガンマ60を投げていた。数匹のキメジを釣ってしばらく観戦しているとイルカの群れが慌ただしくなったのでロッドをBLC83/40(プロト)、そしてルアーはガンマ160を付けてイルカ目がけてキャストした。すると大きなキハダが全身を飛び出してルアーに襲いかかってきた。しかし空振り。さらに2回目も空振り、3回目も空振り、4回目のバイトでしっかりとフッキングした。
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そのあとのファイトは1匹目ということで慎重にやった。ドラグは8キロくらいで7~8分ほどやって、少し締め込んで3分ほどやって、さらに締め込んで2分ほどでキハダにギャフが打たれた。サイズは船長推定120ポンド(55キロ)だった。最初の8キロのドラグでは船の真下に寄ってきても大きく円を描いて泳いでいるだけで全然浮いて来なかった。ルアーが顔の横に掛かっていたこともあり、魚は常に頭をやや下方に向けて泳いでいた。これが口先に掛かっていればすんなり浮いて来たのであろうが。最終的にドラグは10キロくらいだった。このサイズで口先にフックが掛かっていればドラグは8キロで充分だろう。しかし倍のサイズになるとドラグも倍にしないとなかなか浮いて来ない。15分でキャッチするならマグロが50キロだとドラグ8キロ、100キロなら16キロ、200キロなら32キロという計算になる。しかし20キロのドラグで15分以上ロッド(長さ8フィート以上)を立ててマグロのパワーに耐えられるアングラーはほとんどいない。常識的に考えて15キロが限界だろう。そうなると100キロのマグロは15~20分であげられても200キロのマグロは3時間以上かかるだろう。また単にドラグだけで計算は成り立たない。経験、運(掛かりどころ、リーダーが尻尾に絡むなど)、場所(水深、潮流)、水温、時間帯(朝、日中、夜間)もファイティングタイムに大きく影響する。
※漁師さんは22~23キロのドラグで200キロのマグロを40分から1時間で浮かせる。ただし最後は電気ショッカーを使うので、ギャフやモリで取りこむとなると時間はさらに長引くだろう。ニュージーランドで20匹の200キロオーバーをキャッチしたデータを参考にしても200キロなら25キロのドラグで1時間前後と推定される(昼の場合)。
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55キロを13分前後でキャッチしたが、いつものようにドラグを最終的に15キロ以上に上げたなら3分くらいでキャッチできたと思う。実際に2分くらいで船の真下に魚はいた。1匹目なのでフックアウトを警戒してそこからドラグをほとんど上げなかった。2匹目はばらしてもいいという気持ちもあるので強引にやるのだが、今回は体調を考えて1匹で終了した。


その後、別なポイントで大型が釣れたという情報が入ったので移動となった。

我々はキャスティングで狙いたかったがキャプテンはカツオを釣ってトローリングを開始した。生き餌なので超スローで引っ張った。俺とサミーはトローリングは基本的にやらないので屑弁にブラックマジック社のロッドベルトを装着して待機させた。

しばらくして船が止まった。リールをフリーにして相手の様子を伺う。イルカなら止まるのだが、マグロなら止まらずに持って行くらしい。その相手は止まらなかった。何秒かフリーにしてラインを送り込み、しっかりと餌を飲み込んだころを見計らってリールをストライクポジションにしてボートを一気に前進させた。ロッドが大きく曲がりドラグ音がけたたましく鳴った。フッキング成功である。屑弁にロッドを渡してファイトが始まった。最初はハーネス無しでファイトをしたが、10分くらいでハーネスを装着。その2分後にキハダは浮上してギャフを打たれた。120ポンドのキハダマグロだった。
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その数分あとに今度はダブルヒットとなった。1本はサミーが持ってすぐにファイトを開始したが、もう1本は誰も持とうとしなかった。俺「び~るだ~さん早く!」び~るだ~さん「そんな大きな相手嫌です」と(笑)。

仕方なく俺が持ってやることになった。魚が止まった。さあ反撃開始とポンピングを始めたが、ロッドがくるっとひねられた。トローリングロッドはリールもガイドも上にあるので、下方向に引っ張られてロッドが180度反転してしまう。スピニングならリールもガイドも下にあるのでひねられることはないのだが。そのためにトローリングロッドはバットエンドがギンバルになっている。ロッドベルトもピンの入ったギンバル仕様を使う。それでロッドの回転を防いでいるのだ。ところが俺のロッドベルト(カーペンター製)はギンバル仕様ではないのでポンピングのたびにくるっと回ってしまう。そのため強く握っていなければならない。とにかくファイトはやりずらかった。その上、2段ギアであることを知らず、ずっとハイギアでファイトしていた。初めて使うタックルなので使い方もわからない。しかもライン強度もわからない。しかも素手なのでロッドがすべってすべってやりづらい。10分後くらいに手袋をはめたら急にやりやすくなった。
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そんな不利なファイトだったがサミーに負けずとファイトを続けた。サミーのロッドベルトはギンバル仕様だった。すんなりとサミーが先に魚を浮かせた。悔しいけど、どうにもならなかった。二人とも最後までハーネスは付けなかった。
フックはサークルフック(眠り針)を使っているのですべて口元に掛っていた。
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サミーは113キロを11分。俺は100キロを13分でキャッチした。ドラグは手で引っ張って18キロ前後だった。俺のファイトはあとでビデオで確認したが、下手くそ過ぎてかっこ悪くて見られたものじゃなかった(だから誰にも見せません)。
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負け惜しみになるけど、自分のタックルだったら5分で上げられたと思っている。実際3分後には目の前で魚は1回姿を水面に出している。フックの掛かりどころは二人とも口元だった。

今まで一緒にファイトしてファイティングタイムで負けたことは一度もない。初めての敗北だった。サミーはこの1年で70キロオーバーのクロマグロを15匹も釣っている。最大は102キロである。世界のトップレベルにいるアングラーの一人だと思う。
※102キロは最終ドラグ19キロでファイティングタイムは22分だったそうだ。

世界のレベルを少し感じた1日だった。


このあと記念撮影となったが、撮影中に中指がおかしくなっていることに気付いた。しばらくすると激痛に。
そのため2日目、3日目、4日目は釣りはお休みして撮影班やってました。咳に痰に中指にと最悪です。


後編はび~るだ~さんの奇跡です。世界に誇れる快挙です。ご期待ください。
2010/06/18

トカラ竹の子ツアー第2弾

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竹の子シーズンもそろそろ終わりの時期に今年4回目のトカラに行った。

5月末の種子島から咳が全然止まらない。でも熱はないし、食欲も旺盛。最近は毎年春から夏にかけてなっているような気がする。空気が悪いのかな?はて口蹄疫?一説には黄砂という話も。そういえば種子島、宮古、トカラと中国に近いところばかり行ってる。3月に行ったときは竿が変色するくらい黄砂が積もっていた。

海外のニュースを聞いていて気になるところをピックアップ。

南アフリカで開催されているワールドカップ。俺は1997年から3年連続でヨハネスブルクに行ったが、治安の悪さに驚いた。それも年々悪化していて1999年は市内のホテルは危険だということで郊外のモーテルに泊まった。街を歩いていると少し離れているところに黒人グループが3人くらいずっと付けていて我々を狙っているのがわかった。マグドナルドに入ると、しばらくして警官が立ち寄った。警官の武器は自動小銃だった。ピストルでは強盗団にたちうちできないのだろう。

そんなところでワールドカップが開催されると聞いたときは驚いた。そして予想通り連日のように事件は起きている。

メキシコ湾の原油流出は今世紀最大の環境破壊となるかもしれない。そしてこれはあきらかに人災である。地球の温暖化が問題となっているこの時代に先進国であるイギリスの大手石油資本(売上高世界第4位)であるBPが大事故を起こした。現在世界のエネルギーの中心は石油である。石油に多くを依存している以上このような事故はこれからも繰り返し起こるであろう。

そして俺がショックだったのはメキシコ湾は大西洋クロマグロの産卵場であるということ。今回の事故がクロマグロに与える影響はかなり大きいらしい。そうでなくても激減しているクロマグロである。この事故が原因でいよいよ大西洋クロマグロは絶滅してしまうかもしれない。メキシコ湾はアメリカ、メキシコ、キューバに囲まれていて一度汚染されると長い期間回復できない。マグロ以外の海洋生物も多大な影響を受ける。

大西洋クロマグロの産卵場
http://kokushi.job.affrc.go.jp/H20/H20_05S.pdf
メキシコ湾と地中海が産卵場である。巻き網による漁獲が圧倒的に多いのがわかる。またクロマグロは7年で100キロ、11年で200キロ、15年で300キロ、20年で400キロに成長する。寿命は25~30歳。4~5年で繁殖可能な成熟固体となる。そのときの体長は約130センチ、体重は約50キロ。

産卵期の巻き網はここを参照
http://katukawa.com/tag/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AD
境港にも触れてます。

産卵期に巻き網が入ることは地元の漁業関係者は全員知っていること。
ここにも卵を持ったマグロが大量に水揚げされていると報告されている。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/blog/monthlist_html?year=2009&month=7

巻き網は大問題だが、今回の原油流出はそれをはるかに上回る問題となるかもしれない。

それにしても大きな自然環境破壊なのに、シーシェパードもグリーンピースもWWFも動かないのは何故?
どうやら主だった環境保護団体は石油業界(特にBP)から多額の資金援助を受けているらしい。
参照
http://satoru99.exblog.jp/13464348/



さて話は竹の子ツアーに戻ります(笑)

怪物邸に到着。咳が止まらない俺です。
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ヒポ組が残ってました。今回は天候にも恵まれず釣果は最悪でした。昨年までは毎年ビッグニュースでしたが・・・
ヒポは5回くらいしか投げなかったらしい。コッド親分曰く「すぐ穴に入りやがる」とか。穴とはビッグディッパーのフロント側にある船室です。エアコンが気持ちいいので一度入ると出てきません(俺もですが)。エイジは頑張ったけどいつもどおりでした(笑)。

反省?
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今回の臨時クルーです。ほとんど役には立ちませんが(夜の宴会は主役です)。
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まずはドタバタ君が可愛いサイズを
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チキンに大物がヒット!
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スリーブがすっぽ抜けました。このシステムは俺も3年前からGTにも使ってます。スリーブを使い出したのは20年以上前の磯釣りの時代です。ニュージーのクロマグロもすべてスリーブを使っているけど、ヤマシタのスリーブは抜けやすいです。大型の圧着ペンチ(ブレイドやペンのが良い)で力いっぱい締めないと抜けることがあります。俺は大物用には市販の面取りロックを使います。これは通販で買うこともできます。某釣具屋でも売ってましたが、いつのまにか売り切れてます。最近は釣具メーカーからも面取りロックが発売されてます。ヤマシタのダルマスリーブなら2個使います。圧着ペンチは大型がお勧めです。そのときリーダーは補強用のチューブに通します。超大型のときは金属のTHIMBLESを使うこともある。
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キャスティングではナイロンリーダーの先端にフロロを70センチくらいオルブライトノットで結び面取りロック、もしくはスリーブをダブルで使う。そんなにドラグをかけないならスリーブは1個で充分だが、GTは2個使ったほうが無難である。

昨年トカラの磯で57キロGTを釣ったときのリーダーシステム(現物)
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すっぽ抜けの後はズッコケてやした。
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そのあとは手下のGTをタコがネットでバラシてました。

タコ「完璧なリリース!」だそうだ。

竹の子食い放題です。
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ドタバタ君食べすぎだよ。

2日目

俺が寝ている間に巨大なツムブリを手下君がキャッチ!
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なんと実測15キロ!
日本記録(JGFA)より大きかった。

起きてきた俺「GTに例えたら60キロオーバーの価値があるよ」
手下「50キロのGTのほうがいいです」

そのとき動画には巨大な魚が映っていた。
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こいつにGT-ガンマ250が奪われました。

そのあと、しばしギンガメ入れ食い。
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嫁が来ないからか(爆)

有名な臥蛇(ガジャ)の立神
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かつては大物狙いの荒磯師がここで何度も死闘を繰り返した。

そこでチキンが頑張った。
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このサイズではショックから抜け出ません。

居酒屋親父が爆睡中にドタバタがパンドラでキャッチ!
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最近好調なパンドラです。
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ドタバタにとって国内5匹目か6匹目の40キロオーバーです。

続いてブレイクのパンドラにもヒット!
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アカマスでやんした(笑)
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夕食にはあの巨大ツムブリが出た。
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まさに見た目は牛の霜降りです。

味は?

最高!!!

居酒屋親父「明日は全員ツムブリを釣って来い!」

タコの頭も脂ノリノリですけど。
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3日目

悪天候で中止

俺は体調悪く寝てたけど、みんなは観光してました。
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そして夕食はお寿司です。
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こんな上等なツムブリの寿司なんて2度と食えないだろうな。
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4日目

荒れ狂う海でも漁師さんは頑張ってます。
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小さなキメジでしたが・・・
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みんなが散々ばらした後にようやくカワシマ君が32キロをキャッチ!
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Q太郎は船べりペンチリリースでした。
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しかし今回はフックアウトが多かったです。

居酒屋親父「全員下手糞なんで3軍落ち!」


帰りの飛行機はまたまたトラブル(5月も大阪組は鹿児島1泊でした)。

今回は遅れた上に鹿児島から名古屋へ飛んで、そこで1泊でし。

JALだけどインドネシアの国内線並みにレベルが落ちたような・・・


3軍落ちした二人です。空港で立ち読みしてましたが・・・○ロ写真
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やはりこいつがいるとトラブルもバラシも多い。
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船:ビッグデイッパー
http://bigdipper-amami.com/

2010/06/09

パンドラ爆発の予感@宮古島GT

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マットンの復帰第2戦となった宮古島。飛距離、持久力はほぼ復活なので、あとは運だけかな?

今回はび~るだ~さんの実のお兄さんも参戦です。なんと61歳でGT初挑戦です。

モリゾー船長はまだ30代前半です。若くてバリバリの頑張りキャプテンです。昨年は悪天候で満足な釣りが出来なかったけど、今年は天気に恵まれたので期待できそうです。

羽田を早朝に出発して10時過ぎに宮古島到着。時間的には奄美より早い!
宿はいつものホテル共和です。釣り人に評判の良いホテルです。

お迎えに来たニューMORIZO号です。なんとDJが見つけてくれた掘り出し物だそうです。
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これが宮古で活躍中のMORIZO艇です。
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フロントデッキは広くて投げやすい。
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飛距離が完全に戻ったマットンにGTが来たー!
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完全復活にはちと小さかった(^^;
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まあ復帰後初GTが釣れたので宴会となりました。釣れなくても宴会ですけど(笑)
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郷土料理を本土風にアレンジしている評判のお店です。
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これはび~るだ~さんが釣ったバラハタです。
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美味い!



2日目

まずはマットンがスマガツオを
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そのあと延々と渋く、午後2時までノーキャッチです。

マットン「疲れたから代わりに投げて」

ずっと寝ていたので半分寝ぼけて「えっ、眠いよ~」

もう昨日から20時間寝てますけど・・・

でもキャスト開始したら釣れちゃいました。
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その後モリゾー船長にいろいろと質問

俺「宮古ではパンドラはどうなの?」

モリゾー「まだ釣れてません」「使った人はいるけど、すぐに止めてしまいます。使い方がよくわからないみたいです」

それを聞いてパンドラを試してみることに。

ヒットー!
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すぐ釣れちゃいました。
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マットン「茂木さん凄い!」

俺「GTはいっぱいいるみたいだよ」(笑)



その晩は船長お勧めの「しゃぶ庵」に
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このお店のシャブシャブはやばいです。美味すぎます。

「アグー豚」という沖縄産の豚を使っているそうだ。

アグー豚は1385年に琉球に伝わったといわれる中国原産の豚だとか。
ここを参照「アグー豚とは」
http://www.freestyledining.jp/ichie/agu.html

美味すぎて写真を撮るのを忘れました(^^;




最終日です。

宮古島と伊良部島を結ぶ工事中の伊良部大橋です。
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2012年完成予定。全長3,540mで完成すれば、2005年に完成した古宇利大橋を抜き、通行料金を徴収しない橋としては日本最長となるそうです。


天気予報では波高2.5メートルだったけど、ベタ凪でした。
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3日間投げ続けてお兄さんがちょっと休憩に入った。さすがに疲れたようだった。

そこで俺が少しだけお手伝いしました。

パンドラにヒット!

61歳で初めてとは思えない素晴らしいファイトでした。
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23キロをキャッチ!
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おめでとうございます。


弟さんは3日間せっせと仕入れに励んでました(笑)


今回これで宮古島での可能性がパンドラで大きく広がったと感じた。比較的浅いところを責めることが多い宮古だけど、パンドラの出現で深いところも面白くなるだろう。モリゾー船長もパンドラのヒット率の高さに驚いてた。4年位前にガンマに驚いて以来だそうです。そのときも始めはガンマに半信半疑だったらしい。それが現在では全体の8割がガンマでキャッチされてるそうだ(船長談)。

ガンマにしてもパンドラにしてもカーペンターの小西はつくづく天才だなあと感じた。

そしてようやくシュー君にも来たー!
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カスミアジでした。
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その後もチャンスはあったけど、フックアウトだったり、乗せられなかったりでキャッチにいたらず。

4匹で終了でした。


船:Morizo
http://www2.miyako-ma.jp/f-morizo/


釣りの合間にトビウオを撮影しました。持参したレンズが24-105mmだったので、こんな写真しか撮れませんでした。
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このトビウオがあちこちでマグロやGTを本気で狂わせます。もちろんアングラーもトビウオを見ると狂います(笑)


さて次はトカラです。トビウオシーズン真っ最中のトカラはどうなる?かなりの達人ぞろいなので期待できそうです。


マットンの次回は7月にトカラです。完全復活にふさわしいサイズを期待してますよ。
2010/06/08

変わり者だらけの種子島後半組

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チーム鯉泥棒種子島参上

GTゲームなど、パワーゲームをよく否定する人がいる。「太いラインで釣れるのは当たり前」「PE10号で50キロのGTを釣るよりPE1号でシーバスの10キロを釣るほうが難しい」などなど。
俺はいろんな釣りをしてきたが、根ずれのリスクの高い魚は太いラインで強いドラグでないと基本的に取れないと考えている。それと確率である。99回切られて100回目に釣ったとしても少しも素晴らしいとは思わない。100回掛けて99回釣って1回ラインブレイクなら素晴らしい。散々切られてあげく釣り上げても自己満足でしかない。誰だって100回も掛ければ取れるものだ。
そんな頭でっかち的考えのアングラーに限りドラグ15キロには耐えられない人が多い。50キロのGTを1匹も釣ってないのに語るのも馬鹿げている。すべては結果を出してから語るべきである。
もしGTが根ずれのないところで釣れるなら、俺もPE1号でやるかもしれない。弱いドラグで時間さえかければ100パーセント取れると断言する。でも長時間ファイトは同船者に迷惑である。一人でチャーター、もしくは同じ考えの仲間とチャーターしてしてやるべきとも考える。ターポンなど根ずれのない魚はいつもPE2号か3号でやっているが80キロクラスで切られたことは一度もない。セイルは12ポンド(PE1号)で充分である。
細いラインで長時間掛けてキャッチされた魚はほとんど仮死状態であることが多い。元気なうちは寄ってこないからだ。かなり弱らないと浮いてこない。そのような魚をリリースしてもほとんど死んでしまうのも事実である。



鹿児島空港からはこのプロペラ機です。
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昼過ぎに種子島に到着です。

ごまプリンが夕食の刺身をゲット!
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これで1日目は終了

デジカメ買ってご機嫌のぬっきぃ~です。
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2次会は種子島開拓に出発!

島一の美人ママがいる店?

そこにあった焼酎。通なら知ってるらしいけど(おらは知りませんでした)
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2日目~

ぬっきぃ~にヒット!
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日ごろのぬっきぃ~とは別人のファイトでした。

大きいのでちゃんと計ります。
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38キロ!(板の重さ2キロ引いて)
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自己記録更新ならず。
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でも大喜びのぬっきぃ~は最後にケツまで披露してやんした。

続いてごまプリン!
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31キロ!自己記録更新です。
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リュウタロウもキャッチ!
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またまたリュウタロウに来たー!
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「プチッ」


2日目終了後はバーベキューです。
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これは地元産のウナギ
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激美味!

これは竹の子!
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これも美味い!

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ウナギ獲りの達人「雨田」さんです。
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こんなに捕まえてました。
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全部いただきました!

ウナギ食べて竹の子食べて超元気になりました。

雨田さんには19歳の娘さんがいて現在神奈川某所に住んでいるそうだ。

それを聞くなり

ぬっきぃ~は二人の間に入って「お父さん」「お母さん」と呼んでた(爆)
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最終日~

ウナギの効果はいかに!

「凄かったです!」

まずぬっきぃ~に来たー!
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ファイトもパワフルでやんす。
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36キロ!
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数分後に立て続けにキャッチ!
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DJもウナギパワー炸裂!
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これで全員キャッチ!


ずっと寝ていた親父がようやく始動!

2流し目でキャッチ!
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早~

続けてジギングでもキャッチ!



その後リュウタロウに大物が来たけど

またまた「プチッ」

「プッチ君」と改名されてました(笑)


前半組が9匹、後半組が8匹、合計GT17匹キャッチです。上出来です。

ちなみにヒットルアーはガンマが13匹、ジンベイ君が3匹、ジギングで1匹でした。



ウナギと竹の子で自分の股間もロケット発射状態でした(爆)
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空港で入れ替わりのお客さんとバッタリ
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なんと俺の隣の人は75歳でGT挑戦だそうです。

握手してGT-ガンマをプレゼントしました。
「頑張ってください!」


50代なんて若造ですよ(^^)


船:智美丸
http://www4.synapse.ne.jp/shimasaki/index.html


さあ次は宮古島だ!
2010/06/08

マットン復活なるか@種子島GT

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3年連続の種子島遠征です。毎年満足に釣らせていただいてます。

今回の参加メンバーです。マットンが2年ぶりにGT挑戦です。
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マットンは昨年の4月にカナダのバンクーバー・ウイスラーでスノボー中に事故にあい全治6ヶ月の重症を負いました。若い者に負けずと思い切り高くジャンプしてこけました。90キロの体重に耐えられずあちこちの骨がボキボキに折れたそうです。内臓もダメージを負いました。これが一番治りにくかったそうです。

事故直前の元気なマットン
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入院中のマットン
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しかし1ヵ月後には歩けるようになり、6月に見舞いに行ったときはビールも少しだけ飲んでました。驚異的な回復力です。でも過激な運動はドクターストップで年内の釣りはすべてキャンセルとなりました。GTもマグロも人一倍気合が入っていたのに残念でした。

回復後の最初の釣りは4月に行ったタイの釣堀です。ここでナマズ(といっても15キロから30キロの大物)をいっぱい釣って体を鍛えて5月から本格的にGT挑戦です。



鹿児島発の種子島便に変更(午後種子島着になった)があったので前日入りです。

ここにも竹の子があった。トカラと同じ竹の子だと思うけど、名前が違います。
「ニガタケ」苦いからなのかな?
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今回は天ぷらでいただきました。やはり絶品です。
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早朝から釣り開始です。

マットンの飛距離はほぼ8割復活です(^^)


まずはぴのっきぃ~が1匹目
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小さい・・・

ぐっちが得意のスレで2匹目
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小さい・・・

ぴのっきぃ~が3匹目
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小さい・・・

どうやらこのポイントはGTの小学校だったようです(笑)

ぐっちがこれまたスレでアオチビキだす。
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またまたぴのっきぃ~
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小さい・・・



2日目です。

リールとロッドを海に投げたり、ファイト中にリールを外したりしていた活牛にGTがヒット~!
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まずまずのGTでした。23キロくらいかな?
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続いてジギングで10キロオーバーのアオチビキをキャッチ!
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でもあまりに間抜けなので「呑牛」と改名されてやした(爆)

硫黄島の山頂付近です。まだまだ元気な火山です。マットンもこの火山を見て「俺もまだまだ活火山や」と吠えてました。
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ついにマットンにヒットー!
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サメでした・・・

そのあともマットンが食事中にダブルヒットだったりとタイミングが悪いっす(^^;


ぐっちは次々と引っ掛けてました。悪い奴です。
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ロケット打ち上げ台です。我々が到着する4日前に打ち上げがありました。なんでもそのロケット(金星探査機あかつき)は金星まで行くらしいです。
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科学ってすごい。でもSF映画で見るような人類が太陽系以外へ進出することは当分(100年、それとも1000年?それとも永遠に?)なさそうだ。それにしても宇宙の広さには驚くよ。地球から一番遠いところまで137億光年(光のスピードで137億年)だそうだ。宇宙を太陽(太陽の直径は地球の109倍)の大きさに縮小したら地球は海岸の砂一粒より小さいとか・・・
※1光年=9兆4600億キロメートル(太陽系に一番近い恒星まで4.3光年)
また太陽系が所属する銀河系だけで恒星(太陽のように自ら光を放つ星)が2000億から4000億個あるそうだ。その銀河系と同じような銀河が宇宙には数千万個もあるとか・・・2000億~400億×数千万個=約200京(京は兆の上)の恒星が宇宙には存在する。ますますわからん(爆)



いよいよ前半組の最終日でやんす。

呑牛とぐっちがダブルで掛けた!
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まず、ぐっちがキャッチ!呑牛は後ろでファイト中
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ちなみにルアーは自作です(ジンベイ君)

なかなか浮いてきません。
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ようやくランディング。
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海水を注いで酸素呼吸してます。

呑牛の自己記録更新!35キロ!
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こんどはぴのっきぃ~にヒット~!
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さすがの余裕ファイトでした。
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そしてぐっちにも~!
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やはりスレでし。
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正式計量してます。
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35キロでした。自己記録更新です。
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ルアーは自作のジンベイ君です。これで今シーズンGT4匹キャッチです。

某釣具屋「500円くらいなら売れるかも」「100本買うから作って」

ちなみに250円で仕入れるそうだ(爆)

ぐっち頑張れ~(^^)


マットン復帰後初GTは次回の宮古島まで持越しです。持久力も付いてきたので釣れるでしょう!


船:智美丸
http://www4.synapse.ne.jp/shimasaki/index.html
2010/06/03

クロマグロを求めて・サンライズ編

ここ数日間の状況はけっして悪くない。マグロは跳ねているし、漁師さんたちは釣っている。またキャスティングでもヨコワクラスなら上がっていた。

オクトパスから降りて福岡空港に向かい、前半組を送って、後半組を出迎えた。ブルーウオーターハウスに立ち寄ってから唐津に向かった。

いつもの唐津のビジネスホテルに1泊して、翌日の早朝に呼子に向かう。

待機中のサンライズ
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そこにはカーペンターの小西が待っていた。相変わらず車に寝泊りしながらルアーとロッドのテストを繰り返していた。その間にトカラにも出没している。たくさんのプロトタイプのロッドとルアーを船に積んで出港した。

1本のロッド作りに注ぐ情熱、1種類のルアー作りに注ぐ情熱、小西の右に出る者に俺は一度も出会った事がない。

キャスティングでクロマグロを狙うのは青森のマグラーズが最初に始めたと記憶しているが、今のペンシル系(代表ルアー:ガンマ)をあのようにアクションしてマグロを釣る基礎を作ったのは小西である。マグラーズが数年間ミノー(主にK-TEN)を改造してマグロを狙っていたときは、ほぼ行き詰まり状態だった。それが数年前に我々と同船してマグロを狙い、カーペンターのペンシル系ルアーに惨敗した。それがきっかけとなりマグラーズは再び活気を取り戻し、今の実力集団へと変貌した。

14年もマグロキャスティングの歴史に立ち会ってくるといろんなことが思い浮かんでくる。そして伸びていく者、消えていく者、それも一度会えばほぼ判断できるようになった。イチローもマグラーズも粘りがある。そして小西も俺が初めて会った15年前から物作りにかける情熱は少しも変わっていない。多くの者が少し実績を積むと止まってしまう(胡坐をかく)のだが。



まずはボンちゃんが良型のマダイをゲット!
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ワラサの大群です。
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なんとネットで挑んだ船長(笑)
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ビルダーだけ釣れました(あんなにいたのに・・・)
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び~るだ~さんはせっせと仕入れしてます。
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塚ちゃんとダブルキャッチ!
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明日が中止と決定したので唐津で宴会となった。

最近お気に入りの旬風へ
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釣ったばかりのマダイ!
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激美味でした。マダイがこんなに美味しい魚だったとは。ほんとにビックリでした。



翌日は塚ちゃんが希望するので有田焼き見学
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年取ると固い物が好きになるそうです。最後は墓石です(爆)

古伊万里というそうです。蒲原さんが集めたので蒲原コレクションというらしい。
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これは柴田さんが集めたので柴田コレクション。柴田さんは1万点以上寄贈したそうです。
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そのあと陶芸直販店へ
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見事な大皿
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なんと2625万円!!!
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何も買わないで帰ってきました(^^;

釣具は安いと感じた1日でした(笑)




3日目は天候回復

いい型のワラサが次々と
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ワラサの合間にヨコワが跳ねた!

ビルダーが即キャッチ!
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某釣具屋が没収してました(笑)

キャスティング、コントロールともに素早く確実でした。

続いてメジ1号も!
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さすがメジ(ヨコワの関東名)を釣る第1人者です(笑)

ビルダーがヨコワの2匹目を!
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この人だけワラサ入れ食いでした。
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メジ1号もワラサゲット!
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今度はキャスティングでヒラマサを!
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さすが世界中を釣りまくっている男です。

ビルダーは今度はワラサをダブルで!
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実力が違いすぎます。

メジ2号はほとんど出番がありませんでしたが・・・

なんとか仕入れに間に合いました。
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さて居酒屋親父は・・・

親父「小西に釣らせて没収する作戦だから」

まあ本気でやっても釣れないから・・・(^^;


ビルダー小西が持ち込んだテストロッドの数々。
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何本か使わせてもらったけど、何が良いのかわかりません(爆)


今回の田代親子です。
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船:サンライズ
http://www.geocities.jp/dbsyt296/
2010/06/03

クロマグロを求めて・オクトパス編

俺がクロマグロに初めて挑んだのは1997年の7月(場所は青森県の久六島)だ。それ以来毎年連続で何度も挑み今年で14年目になる。しかし最大は40キロどまり。いまだに納得のできるサイズを掛けたことがない。

国内ではほんとにチャンスが少ない。1昨年あたりからアメリカでもマグロキャスティングがブームになりつつあり、友人から100キロ前後のクロマグロの画像が何枚も届いた。キャスティング人口からしてキャッチ率は日本の10倍以上あるだろう。うらやましい限りである。

海外で経験を重ねて国内で大物を釣る。俺はこれが一番確実で手っ取り早いと思っている。GTにしてもヒラマサにしても同じ考えだ。国内では大物は滅多にヒットしないのでファイトが上達しない。ファイトは魚が掛かってから始まる。30キロオーバーの魚を何匹も釣っている人はファイトが上手い。

しかし海外は数え切れないほど行って経験は山のように重ねたけど、国産クロマグロは俺の相手をずっと拒んでる。さらに拍車をかけるように国内のクロマグロは確実に減少している。


今回も叶わぬ夢を追いかけて玄界灘へ数回目のチャレンジ。まずはオクトパスに乗った。今年前半に80キロオーバーをキャッチしている。船長は横田さん、玄界灘の海を知り尽くしたベテラン船長である。

オクトに行く前にいつもどおりブルーウオーターハウスに寄った。ここで最新情報をチェック!
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廣瀬店長。もう10年以上のお付き合いになるが中々剥げない(笑)。
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前日はいつもの吉田屋。ここには名物女将がいる。その実態はここでは絶対に書けない(爆)
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吉田屋で明日からの爆釣を祈願。
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真ん中が女将です。なぜかこのときにストロボが無反応になった。なんでだろ?
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そして釣り開始。

鹿島君は初めての遠征です。
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土井神様は今回も絶好調!
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八丸も頑張ってます!
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武蔵丸が近づいてきた。
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見覚えのある顔です(笑)
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ワラサで終了して青森に帰りました(爆)

宴会用の魚です。
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土井神様です。
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壱岐に上陸
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今回は国民宿舎でした。
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2日目も頑張りましたが・・・
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凪倒れかも?
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鹿島君最後まで頑張って良型ゲット!
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誰かさんの飲み物です。すべて空にしてました。
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我々が降りた翌日

木崎さんがオクトパスで33キロを釣ってました。
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ロッド:カーペンター七里86
ルアー:BC-γ90
難しい中で上げた価値ある一匹です。


我々が降りた翌日はいつも釣れているオクトです。

おいら達の腕が悪いんだろうな(^^;


船:オクトパス
http://www.oqutopus.net/