トルコ一人旅・その1

ずっと昔から行きたかった国巡り第5弾です。1回目がイタリア、2回目がスイス、3回目がオーストリア、4回目が中国、そして今回のトルコです。すべて貯まったマイルで行ってます。現地のホテルはリーズナブル限定。レンタカーは小型乗用車限定です。今回はホテルは1泊4200円。レンタカーは1日8000円(保険込)でした。
そしてトルコ航空に乗りました。サービスの良さでは定評の航空会社です。確かに良かったです。トルコにとって日本は最大の友好国です。教科書にこんなことが載っているそうです。
「1890年に和歌山沖で事故にあったトルコの軍艦(エルトールル号)を日本の人々が懸命に救助して生存者をトルコに送り届けてあげた」
そうです。トルコ人ガイドやレンタカー会社のスタッフに教科書のこと聞きました。嬉しい話だね。
この話には続きがあって、95年経った1985年、イランイラク戦争のときイランに取り残された日本人214名をトルコが救出してくれた。
日本がトルコに窮状を伝えるとトルコ大使はこう答えた。
「わかりました。ただちに本国に求め、救援機を派遣させましょう。トルコ人ならだれもが、エルトゥールル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」
今回泊まったホテルロイヤル。

4200円でこの広さ。温水シャワーもたっぷり出ました。

覚えたトルコ語は「サーオル」(ありがとう)と「メルハバ」(こんにちは)の2言葉だけです(笑)

ホテルに到着したのは夜の10時過ぎ。フロントで現地ツアー会社のFAXを受け取る。
FAXの内容は「人数が少ないので日本語ガイドのツアーは中止にされました。でも2倍払えばOKです。」
すぐに電話して「2倍は払わない。キャンセル」と伝えた。
明日の朝出発のツアーを前日の夜に伝えられても困るよ。
ということで、初日と2日目はガイド無しの一人歩きとなった。
地図で確認すると宮殿や博物館、モスクはすぐ近くにあった。
リュックにカメラを入れてガイドブックを持って出発。
とっても歴史のあるグランバザール。中東一の大きさとか。でもドバイにも大きなのがあったな・・・

スルタンアフメット・モスク 。別名「ブルーモスク」オスマントルコの時代に建てられた。

アヤソフィア博物館。東ローマ帝国時代にコンスタンチヌス大帝が建てて、6世紀にコスチニアヌス帝が再建した。最初はキリスト教の大聖堂として建てられたが、オスマントルコの時代はモスクとして利用され、現在は博物館。

地下宮殿。東ローマ帝国時代に築かれた巨大な地下貯水池。

トプカプ宮殿。オスマントルコ時代の皇帝の住居。

ハーレム。まあ凄い歴史です。女奴隷があちこちからたくさん集められて、酒池肉林の毎日。でも女奴隷から皇太后(皇帝の母)になることもあったそうだ。近くには鳥かごと呼ばれる「皇子の間」があった。オスマントルコ帝国の初期は皇帝になれなかった皇子はすべて殺されたそうです。何代か続いた後に殺さずに狭い部屋に監禁することになった。皇帝が若くして亡くなり、後継ぎがいないときは皇子の間から出されて皇帝にされた。しかしすでに気が狂っていたとか・・・哀れだね。皇帝の子供はいっぱいいたけど、ほとんどが殺されたり、閉じ込められたり。普通の庶民の子供に生まれた方が良かっただろうな。

トプカプ宮殿のすぐ隣にある考古学博物館の一番の目玉は「アレクサンダー大王の棺」でも棺の主は違う人なんだそうだ。大王の部下の一人だったらしい。そういえば大王と呼ばれる人の墓って、どれも見つかってないらしい。アレクサンダー、チンギスハン・・・

でも博物館は見ごたえあった。紀元前3000年ころからのメソポタミア、トロイなど、貴重な歴史的展示物がたくさんあった。
市内を走るトラム(都電)。市内の文化遺産観光するにはかなり便利。

昼食はトウモロコシ

足らなかったので。回転焼肉。

回転焼肉入りのハンバーグ。パリッとして美味かった。

ガラタ橋。

凄い数の釣り人。

おっ大漁だ。


橋の両側はワカサギみたいな魚が多く、真ん中に近づくと小アジが多かった。
知らない親父に挨拶して5TL(約300円)でタックルを借りて釣り開始。
すぐ釣れた。
トルコで初めての魚「歴史は偉大だけど、魚は小さい」

2日目はトラムに乗って桟橋まで行ってボスポラスクルージングと決めた。
自動販売機に2TLを入れて3か所のボタンをすべて押したら釣り銭が出てこなかった。損害は15円。

20分くらいで桟橋に到着。

船に乗った。往復で25TL(約1500円)。所要時間は6時間。

アジアとヨーロッパを結ぶボスポラス大橋。

これは通称第2ボスポラス大橋(正式名ファーティフ・スルタン・メフメト橋)。日本のODAで建てられたそうだ。

海峡の両側はあちこちに砦や城、要塞などなど。これはルメリ・ヒサル、1452年に建てられた。

1時間半ほどでヨロス城が見えてきた。これは東ローマ帝国時代に建てられた。

ヨロス城に登り、黒海を望む。

ボスポラスは魚の宝庫でもある。レストランにはシーバス、タイ、大にべみたいな魚が並んでた。

昼飯はこのレストランで食べたが、メニュー見てもさっぱりわからず、適当に頼んだら不味くて高かった。
同じコースを通ってイスタンブールの桟橋に戻る。
そこからトラムに乗ってホテルに戻った。
お腹が減ったのでホテルの近くをうろうろ。
やっぱりトルコはこれだね。回転焼肉。

とっても美味しかったです。

さて明日はトロイ観光です。早朝6時半出発です。
PS.このブログはアトランタ(アメリカ)で作成しました。あと30分でエクアドルに出発です。