2011/04/14

ノースカロライナ沖で巨大クロマグロ連続ヒット!②

誰もがこんなことになるなんて予想してなかった。
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ヤガラはこんどはキャスティングで掛けた。
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ニュージーランドで263キロを4時間47分かけてスタンドアップで釣った経験を持つ。長時間ファイトは経験済み。今回もマイペースで無理をしない長期戦を覚悟してのファイトだった。

マラソンと同じで、自分のペースを守らなければならない。ハイペースは自滅する。

ロッドの角度、ロッドを持つ手の位置、手はなるべく伸ばし、体の重心を後方に、そして何よりもロッドベルトの選択が大事だ。今回の経験で参加者は全員、どのメーカーのロッドベルトが長時間ファイトに適しているかを確認できた。何事も多くの経験が確かな答えを導き出してくれる。

もちろんロッドの選び方は大事である。一番アングラーに負担が無いファイトは立ててファイトをすることである。立てることによってロッドの支点が手前になる。寝せれば遠くになり、梃子の原理でアングラーの負担は増える。ところが立てると簡単に折れてしまうロッドが多い。立ててファイトをしても折れにくいロッドを選ぶことである。

そしてロッドの復元力が必要である。復元力の無いロッドはファイト時間をさらに長引かせる。

キャスティングにおいては長いロッドのほうが飛距離は出る。ただし長いロッドはファイトが辛い。長くても支点が手前にあれば、負担が少なくなる。そんなことでティップの固いGTロッドはマグロの長時間ファイトには向かない。GTロッドは根ずれのリスクの大きいGT用に作られ、短時間で主導権を取れることを基本としている。そのためGTはハイドラグに対して安定したファイトができる強靭なパワーが必要となる。陸上に例えればGTは短距離である。マグロは基本的には持久力(長距離)である。腕、腰、握力などなど。そして一番大切なことは「折れない心」である。

GTは水面に姿を見せたら勝負は終わりだが、マグロは見えてからも延々と続く。10メートルくらいまでは何度も寄せられるのだが、そこから何度もランを繰り返す。そして20~30メートルくらいの距離をとって船の真下で円を描きながら延々と泳ぎ続ける。100キロを超すマグロとなると10キロのドラグではいつまでたっても浮いてこないことが多い。ニュージーランドのマグロはほとんどが200キロを超す、そのサイズになると20キロのドラグでも浮いてこない。

あまりに浮いてこないので別の船でファイトをしているアメリカ人を見たら、デッキハンドがライン(道糸)を手繰っていた。これは明らかなファールである。我々日本人は小さな体で誰も交代せず、手助けも受けずファイトを続けた。今回は東日本大震災の直後と言うこともあり、ジャパニーズアングラーの気合と根性は数倍になっていたような気がした。

2時間21分の激闘の末、やっとジョージがリーダーを掴んだ。道糸に触れたらファールである(世界共通のIGFAルールでは)
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73インチ以下に見えたのでジョージがキープしようとしたらギャフ掛け寸前にリーダーが切れてしまった。
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船長推定は叉長71インチ、重さ90キロ。ルアーはカーペンターGT-γ120。


続いてサンパイがジギングで掛けた。

GT、ジギング、ヒラマサと海外経験豊富なアングラーである。年齢は俺と同じ1954年生まれ。年齢的なハンディは大きいが、それを豊富な経験で補うファイトは若い者の参考になった。

ロッドはMCの516。最初から落ち着いて無駄のないファイトだった。
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ロッドを立て気味にして復元力を利用したファイト。
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なんとたったの17分でマグロは船べりに浮いた。

しかもデカイ!
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リーダーを掴んで船べりリリース。

船長推定は叉長77インチ、重さ113キロ!
ジグはリスキー1の300グラム。

人生初の100キロオーバーである。

これで1日目が終了した。とんでもない釣果に全員が夢じゃないかと思った。


2日目開始。

この日もサミはガンガン掛けた。ヒット数はダントツ1位である。飛距離と投げる回数もダントツ1位。そしてバラシもダントツ1位(笑)。

キャスティングとジギングで70キロオーバーのマグロを30匹以上釣っている男である。おそらくアメリカ人でナンバー1だろう。

ロッドはソウルズのPS-O75P3CS。最初からガンガン曲げた。
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昨日は4分で109キロをキャッチ。今日は9分で122キロをキャッチ!

ルアーはサミの大好きな猛闘犬丸だ。
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船べりでリリース。
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続いて明太子がジギングで掛けた。
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ロッドはMCの538。握力を温存するため、何度も腕を回してロッドを立てた。
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相手はかなり大きく、1時間以上経っても姿を見せなかった。
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ようやく浮上。メチャクチャデカイ!
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100キロを軽く超えてるのは間違いない。
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大きくなればなるほど、回る半径も大きくなる。何度も浮上しては、また潜るを繰り返した。
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1時間13分後、ようやくリーダーを掴んだ。
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船べりで写真を撮ってリリース。
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船長推定は叉長80インチ、重さはなんと

145キロ!


タックル
ロッド:MC538
リール:ステラ20000
ライン:PE8
リーダー:フロロ100
ジグ:CBONE・C-1セミロング320
ファイティングタイム:1時間13分
アングラー:明太子(博多のピーター)


そして金太郎がキャスティングで掛けた!
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ロッドはカーペンターBLC83/40。
昨日も掛けたが、10秒で終了。頭が真っ白になったそうである。

マグロは初挑戦だが、みんなのファイトが参考になったらしくロッドの立てかたは合格だった。
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しかし、25分で謎のラインブレイク。

まだ経験が少ないので、自分のペースがわからず、ファイト後は酸欠で頭痛が激しく、座り込んだあとに倒れてしまった。
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金太郎は25歳と若い。若さは大きな武器である。それは1日1日と大きく育っていった。


命がけの激闘ファイトはまだまだ続く。