2011/05/15

GWはアメリカでカンパチ入れ食い①

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俺が親しくしている仲間の中には数名の障害者がいる。健康な俺には障害者の辛さが正直わからない。でも一生懸命前向きに生きようとしている姿にはいつも心から感動する。

健康であってもつまらない生き方をしている人はたくさんいる。利己主義の人、嘘つきの人、平気で約束をやぶる人、弱者をいじめる人、平気で路上に吸殻や空き缶を捨てる人、不満ばかり言う人、他人の不幸を喜ぶ人、陰口ばかり言う人、噂を広めるのが好きな人、ケチばかり付ける人・・・などなど。

釣りや魚類保護にに関しては何度も述べた通り。

モラル、マナーという点では日本はまだまだ発展途上国と言わざるをえない。

俺は嘘と不正が大嫌いである。

ただし、一直線な人や、一生懸命頑張っている人は大好きである。それは結果が出なくても問題ではない。どれだけ努力したのかが大切なのである。

周囲に気配りの出来る人、他人の釣果を一緒に喜べる人、正直に生きている人、素直に謝れる人、未来を考えて行動している人、そんな人間が好きだし、俺自身、そんな人間に一歩でも近づきたいといつも思っている。

以下は障害者の友人がmixiのプロフィールに書かれた内容である。


試練が人を磨く~CHICKEN野郎★JETという生き方

健常者から一気に障がい者になってしまった27歳・・・。
信号無視の自転車をよけて転倒・・・。
頭を打ち、左腕を骨折し、左上肢・体幹機能を損傷し、複視に言語障害、一級一種の障がい者となった青春時代・・・。
25歳のときにGTゲームを知った。


生きる意味を失った僕は、何度も死のうと思いました。
でも僕は、沢山の人がお見舞いに来てくれて、生き続けることができました。

試練が人を磨く・・・
生きる目的は、自分を磨くことだと僕は思う。
だから試練や困難は、僕に与えられた砥石なのだ。

僕は結果よりもプロセスが大事だと思っている。

何かに直面して選択を迫られることがある。
人生はだいたい局面局面で二者択一を迫られるものだ。
その際に易しい道と険しい道とがあったら、僕は険しい道を選ぶ。
そうするように自分で努力している。
整備士に限らず、これまで本当にいろんなことがあった。
あらためて振り返ってみると、いつも難しい、険しい道を選んでこれたから、今の自分があるんだと思わずにいられない。

僕は、「大物とは金持ちでも有名な人でも、名誉がある人でもない。
人間力の素晴らしい人だ」と考える。
人間力とは、すべてのことにありがたいと思える心を持ち、いつも毅然とした態度で、常に気持ちが大きく、何ともいえない大きさを感じさせる人間に備わっているもの・・・。

障がい者というのは、あした怪我をして障がい者生命が終わりになるかもしれないそういう仕事だ。
もしそうなっても僕には悔いがない。
自分なりにトレーニングも考え、いろいろなものを勉強して、毎日精一杯生きて、
それでもあした怪我をして体が使えなくなって、仕事をやめろと宣告されても、悔いはない。
悔いが残るような生き方はしたくないし、してきていないつもりなのだ。
だから自分を磨くこと、人間力を高めることに、とにかく毎日集中して生きたいと思う。

かっこわるくてもいいじゃない、だってしょうがいしゃだもの。
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JETとは何度も一緒に釣りをしているが、いつも笑顔を絶やさず、周囲に感謝の気持ちを忘れない良い奴である。


そして今回も障害者と認定された一戸君とノースカロライナのジギングに同行した。

彼はバージャー氏病という難病の患者であり、障害者手帳2種3級に認定されている。

歩行にハンデがあるので外出するときは杖を片時も離さない。

大きな魚を釣りたい一心で俺の巨大カンパチツアーに申し込んできた。


ウイルミントン沖のポイントはマリーナから高速で2時間以上も走る。これだけでもかなり辛い。
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ポイントに着くなり一戸君にヒット!
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自由に歩けないので、船上での移動はかなりつらそうだったが、誰の手助けも借りずにキャッチ!

10キロオーバーのワフーだった。
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しばらくしてカンパチもキャッチ!
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スマガツオも釣った。
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すべて自己記録である。そして一人で頑張った。


一生懸命頑張る一戸君と同行の仲間も次から次と大きなカンパチをキャッチした。

古参メジ1号
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これはブラックフィンツナ(タイセイヨウマグロ)。最大でも20キロくらいの小型のマグロである。大西洋西側に生息する。
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プクも次々キャッチ!
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ダブルヒット、トリプルヒットは何度もあった。
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今回はこのサイズが多かった。
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2艇チャーターしているもう1艇でも入れ食いだった。

これはかなり大きそうだった。何も反撃できずに終了。アングラーはジギング大好きの陶山君。
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歯科医の卵、小林君も頑張った。
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ガッツポーズ!
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自己記録大幅更新のカンパチ。
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陶山君は良型のブラックフィンを
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続いて自己記録更新のカンパチ
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一戸君に大物がヒット!
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一生懸命頑張ったけど

大物すぎて船長にバトンタッチ
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エリック船長は体も大きいが、心も広く、暖かく、優しい人です。

上がってきたのは大きなサメ(^^;
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そして入れ食いは続く。サイズも徐々にアップ。

続く