世界記録の剥製が届くまで
昨年の11月19日にドラマは起こった。

40分の格闘の末、上がってきたのは誰もが見たこともないとんでもない巨大なカンパチ。
釣った本人は「これはおれの魚ではない」とつぶやきながらしばらく呆然としていたそうです。
さらに釣った直後は食べることしか浮かばず、すぐに〆ていたそうです(笑)
冷静な仲間が一人いて
谷ちゅ「これ記録かもしれないから、茂木さんに連絡しようよ」
そして田代船長から俺に電話があった。
船長「50キロくらいのカンパチが釣れました」
俺は田代はいつも控えめにいうので、絶対に50キロ以上あると思った。
俺「漁協に持ち込んで正式に測って」
その2時間後くらいに再び船長から
船長「71.15キロでした」
俺「それは世界記録だから、申請用の写真をいっぱい撮っておいて」
以下はその申請用に撮った写真の一部です。
重さを測る。

「71.15キロ」

全長を測る。

叉長を測る。

胴回りを測る。110センチ。

叉長169センチ。

全長190センチ。

その後、漁協の冷凍庫にしばらく保存された。
申請はたくさんの写真と仕掛け、申請用紙を同封してJGFAに送られた。
12月上旬の審査委員会で審査され、世界記録ということでアメリカのIGFA本部に申請用紙、写真等は送られた。
12月9日、埼玉県の小林魚類剥製さんへ発送することに
まず大きな箱を作った。

冷凍されたカンパチを入れる。

運送業者に引き渡し、2日後に埼玉に到着した。

完成は5月か6月の予定。
5月上旬に根本宅へIGFAから手紙が届いた。
世界記録認定である。
オールタックル部門(すべてのラインクラスの最大記録)

50ポンドラインクラス

2つの部門で世界記録となった。
その翌日、剥製屋さんから俺に手紙が届いた。
完成した剥製の写真が数枚入っていた。
写真を確認して、細かい部分の指示を出した。
5月12日にお店まで届けてくれることになった。
これは届く前の店内。49.5キロのヒラマサと50キロのカンパチが展示されている。

そして取り付けた後の店内。圧倒する大きさである。

立っている人が制作者の小林さんです。
真横から。

40キロを超すとカンパチとヒレナガカンパチの違いは外見上ではわかりにくい。事実、15年前に釣った50キロのカンパチの時も釣り界の第一人者に「それはヒレナガカンパチ」と言われた。
判別する方法は第二背鰭の棘条数を数える。カンパチは29~35(32~34という説も)、ヒレナガカンパチは26~29である。俺が釣ったカンパチは33であった。今回釣れた根本のカンパチは32であった。
ちょっと前方向から見る。

顔の部分。

出来栄えは期待以上でした。
小林魚類剥製さんは大型魚が得意な剥製やさんです。過去にはメガマウスの5メートル以上の剥製も作っています。
小林魚類ハクセイ
電話 049-292-6779
プロショップMOGIには他にも記録魚が数点展示されてます。
これは2年前に外房で釣れた49.5キロのヒラマサ(釣り人:谷脇正一 IGFA世界記録)

制作:スギクラフト
普段はトラウト専門の剥製を作ってます。
これは4.02キロ、72センチのカラフトマス(釣り人:茂木陽一)。これも当時はJGFA日本記録だったが申請せず。

制作:フィッシュワールド
http://www.h2.dion.ne.jp/~fish.w/
これはマダイの11.9キロ(釣り人:伊東公美)。これもJGFA日本記録だが申請しなかった。

制作:フィッシュワールド
http://www.h2.dion.ne.jp/~fish.w/
これは元JGFA日本記録のGT55.5キロ(釣り人:今井利安)。

いま、一番飾りたいのはGTの世界記録です。現在の世界記録は72.8キロです。それを上回るGTが釣れたらご一報ください。

40分の格闘の末、上がってきたのは誰もが見たこともないとんでもない巨大なカンパチ。
釣った本人は「これはおれの魚ではない」とつぶやきながらしばらく呆然としていたそうです。
さらに釣った直後は食べることしか浮かばず、すぐに〆ていたそうです(笑)
冷静な仲間が一人いて
谷ちゅ「これ記録かもしれないから、茂木さんに連絡しようよ」
そして田代船長から俺に電話があった。
船長「50キロくらいのカンパチが釣れました」
俺は田代はいつも控えめにいうので、絶対に50キロ以上あると思った。
俺「漁協に持ち込んで正式に測って」
その2時間後くらいに再び船長から
船長「71.15キロでした」
俺「それは世界記録だから、申請用の写真をいっぱい撮っておいて」
以下はその申請用に撮った写真の一部です。
重さを測る。

「71.15キロ」

全長を測る。

叉長を測る。

胴回りを測る。110センチ。

叉長169センチ。

全長190センチ。

その後、漁協の冷凍庫にしばらく保存された。
申請はたくさんの写真と仕掛け、申請用紙を同封してJGFAに送られた。
12月上旬の審査委員会で審査され、世界記録ということでアメリカのIGFA本部に申請用紙、写真等は送られた。
12月9日、埼玉県の小林魚類剥製さんへ発送することに
まず大きな箱を作った。

冷凍されたカンパチを入れる。

運送業者に引き渡し、2日後に埼玉に到着した。

完成は5月か6月の予定。
5月上旬に根本宅へIGFAから手紙が届いた。
世界記録認定である。
オールタックル部門(すべてのラインクラスの最大記録)

50ポンドラインクラス

2つの部門で世界記録となった。
その翌日、剥製屋さんから俺に手紙が届いた。
完成した剥製の写真が数枚入っていた。
写真を確認して、細かい部分の指示を出した。
5月12日にお店まで届けてくれることになった。
これは届く前の店内。49.5キロのヒラマサと50キロのカンパチが展示されている。

そして取り付けた後の店内。圧倒する大きさである。

立っている人が制作者の小林さんです。
真横から。

40キロを超すとカンパチとヒレナガカンパチの違いは外見上ではわかりにくい。事実、15年前に釣った50キロのカンパチの時も釣り界の第一人者に「それはヒレナガカンパチ」と言われた。
判別する方法は第二背鰭の棘条数を数える。カンパチは29~35(32~34という説も)、ヒレナガカンパチは26~29である。俺が釣ったカンパチは33であった。今回釣れた根本のカンパチは32であった。
ちょっと前方向から見る。

顔の部分。

出来栄えは期待以上でした。
小林魚類剥製さんは大型魚が得意な剥製やさんです。過去にはメガマウスの5メートル以上の剥製も作っています。
小林魚類ハクセイ
電話 049-292-6779
プロショップMOGIには他にも記録魚が数点展示されてます。
これは2年前に外房で釣れた49.5キロのヒラマサ(釣り人:谷脇正一 IGFA世界記録)

制作:スギクラフト
普段はトラウト専門の剥製を作ってます。
これは4.02キロ、72センチのカラフトマス(釣り人:茂木陽一)。これも当時はJGFA日本記録だったが申請せず。

制作:フィッシュワールド
http://www.h2.dion.ne.jp/~fish.w/
これはマダイの11.9キロ(釣り人:伊東公美)。これもJGFA日本記録だが申請しなかった。

制作:フィッシュワールド
http://www.h2.dion.ne.jp/~fish.w/
これは元JGFA日本記録のGT55.5キロ(釣り人:今井利安)。

いま、一番飾りたいのはGTの世界記録です。現在の世界記録は72.8キロです。それを上回るGTが釣れたらご一報ください。