2011/06/28

モンゴル・タイメン釣行その4

屑弁がみんなのためにたき火を。
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モンゴル人はズボンをまくって川に入ってずぶ濡れになっても弱音一つ吐かない。

俺はウエーダー履いてるのに「うわ~冷てえ」と弱音吐いてました。

厳しい大自然の中で育った人はすべてに強さが違います。


車から脱出した我々はとりあえず荷物をすべて車外へ移した。
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対岸にいた人に大声で救助を求める。
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しかし何も協力はできないらしい。電話も車もないからだろう。

そんな間にも車は今にも流されそうな・・・
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屑弁はいつもこんな感じです。ほんとに緊張感のない奴だ。
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ゾルジさんが一番近い民家まで歩いて行った。

1時間くらい経って一台の車が救助に来た。
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ゾルジさんはワイヤーを持ってバイクに乗ってきた。
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車1台と人間7人で引っ張る。
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車はほとんど動かない。

ガソリン補給でっか?
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救援に駆け付けたモンゴルの皆さんです。
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さらに1台のジープが救援に来た。
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2台で引っ張る。
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しかし、やはり動かない。

何度も引っ張っているうちに救援の車のエンジンまでおかしくなった。
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では2台を並列から直列にして引っ張ることに。昔乾電池で勉強したな。
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動いた!
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電池と一緒ということか?

上がってみんなで喜んだ。
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エンジンも無事だった。こんなに水に浸かっても壊れないのは素晴らしいぞ。
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その日は川を渡るのを諦めて第1次キャンプ場に戻った。

着いた頃は真っ暗だった。
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ずぶ濡れになった衣類を干す。
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遅い夕食(カップラーメン)を食べる。
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翌日は朝の7時に出発。ムルン発の飛行機は12時40分発だ。ゆっくり走っても12時前に到着の予定。


朝、目を覚まして外に出ると、ゾルジさんが山から降りてきた。

屑弁が拾ってきた木の実を山の神に戻してきたそうだ。

モンゴル人は峠を通過するときも、川を渡るときも、必ず神様にお祈りします。


問題の川に到着。

さすがにこの日は歩いて水深を確かめた。昨日もこうすれば問題は起きなかったのですが・・・
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2時間以上走ってセレンゲ川の渡し場に到着。

しかし、ここでも問題が起きていた。

大雨で川が増水して川底が深くなり桟橋が低くなってしまったのだ。
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修復工事の真っ最中です。

かなり時間がかかりそうなので、あたりの景色を写真撮影。

これはマダガスカルにあるバオバブみたいな形をした木。
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でも裏側に仕掛けがあった。枯れて上部が無くなった大木の陰に新しい木が生えていた(笑)

屑弁「ちゃんと学校へ行ってるのか」(全部日本語)
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ゾルジさんの話ではモンゴルの学校の夏休みはとても長く、5月20日から9月1日までなのだそうだ。おそらく夏の間は家の手伝いをしなさいということだろう。そのかわり10月から4月までは厳寒の大地である。

退屈なので飛行機雲を撮影。広角レンズなのでこんなもんです。
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トリミングしたら機体のすぐ後ろに虹が写っていた。拡大するとうっすらと見えるよ。
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1時間くらいかかってようやくこっち側は修理完了。これからトラクターを積んで対岸を直します。
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1時間半くらい遅れてセレンゲ川通過。
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そのあとも障害物に何度も遭遇。
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ようやくムルン空港に到着。乗る飛行機には間に合わなかった。

プルゴンとランクルを比較する。エンジン部分はプルゴンのほうがかなり高い。
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さてこれからの予定はどうなる?
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オノン川へは行けるのかな?

オノン川はチンギス・ハーンが生まれたと言われている山間部を流れる川です。

まあここでジタバタしても仕方ないので、あとは煮るなり焼くなり好きなようにしてくれですな。

ちなみに追加料金は二人で1890USドルです。ポイント移動は時間もかかるけど、金もかかります(涙)