2008/05/15

スリーキング岩礁

スリーキング

ニュージーランド北島最北端のさらに北沖に巨大ヒラマサの宝庫スリーキングがある。この岩礁周辺も凄い数のヒラマサ(現地名キングフィッシュ)だが、少し離れた(といっても船で2~4時間)周辺にもたくさんの大きな曽根が点在する。水深80メートルくらいまではヒットするのはヒラマサがほとんどだが、それより深いところはバスやハプーカも混じってくる。毎年40キロオーバーのバスは釣れている。昨年は70キロ前後のバスも釣れた。
今回ヒラマサは最大32キロまでだったが、毎年ニュージーランドのジガーが40キロオーバーを釣り上げている。夢のサイズである40キロオーバーを釣るためにはランフリーバンクスと並んで一番近い場所ではないだろうか。

ニュージーランドのジギングはここ数年でかなりのレベルに達している。毎年現地の友人が数名同行するのだが、最近は大きさも数も勝てなくなっている。恵まれた環境で鍛えられた彼らのテクニック、ファイトは今では見習うことが多い。

ジギングは鎖国のような考えの人が多い日本では今後世界レベルからどんどん取り残されてしまうかもしれない。英語のフォーラムを覗くと世界のあちこちで巨大な魚がジギングでキャッチされていることがわかる。大きな魚を釣るためのタックル、テクニックはかなりのレベルに達している。
キングフィッシュ


今回同行した友人が私に渡したDVDは凄い内容だった。昨年12月のホワイトアイランドでの収録だが、途中日本人ジガーが乗った船が映し出されるが、同じポイントなのにニュージーランドジガーとは釣果に天と地くらいの差があった。同じ日本人として恥ずかしかった。

日本の景気後退もあるが、海外に挑むアングラーが年々減っているように感じる。旅行会社の話でも海外旅行客は減少の傾向にあるという。確かに最近の成田発着の飛行機は空席が多い。

もっと夢を追いかけて欲しいのだが。

そんなニュージーランドの友人が潜って伊勢海老とウニを獲ってきてくれた。さらに調理して味噌汁を作ってくれた。言葉も文化も違う。だからこそ近づこうという姿勢。
味噌


外に出て初めてわかることがあるんだ。もっと出て行かなくては。