想定外!カナダP.E.Iの巨大クロマグロ①
スタートから想定外の連続

ニュージーランド南島の巨大マグロに4年連続で挑み、その経験を持ってカナダ東海岸の巨大マグロに挑んだ。ニュージーランドがアベレージ250キロなら、カナダは350キロ以上である。
結果は初日からトラブルの連続だった。ロッドが折れる、フックが折れる、リールが壊れる・・・
「想定外」
まさに想定外だった。
行き先はカナダのプリンスエドワード島。赤毛のアンで有名な島である。毎年たくさんの日本人観光客が訪れる。ただし釣りで行く人は皆無?

7月にケープコッドで購入した雑誌には「カナダのクロマグロ」の記事が細かく書かれていた。

ポップアップタグをマグロに付けてその生態はかなり解明されている。

タグを打った後の生存率は96.6パーセントだそうだ。
ちなみにこのタグは50万円もするので日本の機関も学者もほとんど使っていない。
ニュージーランドのクロマグロもアメリカの研究機関がタグを毎年40本以上打ち、DNA鑑定をして生態が明らかになった。それは日本近海で育ったマグロがニュージーランドまで南下しているという新たに明らかにされた事実だった。
クロマグロ消費国ではないアメリカがここまで研究に力を入れていることは称賛しなければならない。日本は世界中のクロマグロを買って売って食べるだけの国なのである。
タックルは130ポンド以上を推奨している。

その理由はタックルがライトだとファイティングタイムが長引くからである。ファイティングタイムが90分を超すとマグロの生存率が低くなるという研究結果が報告されている。

西大西洋のクロマグロの産卵場はメキシコ湾。一部は大西洋を横断してヨーロッパ側まで回遊する。
※東大西洋のクロマグロは地中海が産卵場。

アングラーには短時間で釣ることと船べりで素早いリリースを推奨している。

この海域はクロマグロの世界記録も多く出ている。この写真のマグロはオールタックル世界記録の679キロ。

そして挑戦が始まった。
1発目は開始5秒後にヒット。そして12分後にリールにトラブルが発生してラインブレイク。
2発目はドンパリが挑戦。昨年ニュージーランドで280キロをキャッチしている。

1時間45分で推定320キロをキャッチ&リリース!

しかし最後の土壇場でロッドが折れてしまった。残り3メートルだったので、とっさにリーダーを掴んでキャッチ。

3発目は12/0のサークルフックが折れてしまった。

そして4発目はまたまたリールのトラブルでラインブレイク。ドラグがロックしてしまうのだ。
5発目も船べりでロッドが折れた。
残り20メートルくらいだったので船長がショックアブソーバー用のナイロンリーダーを船の常備品タックルに結んで船べりまで寄せてリーダーの先端をカットしてリリース。

ニュージーランドでは問題はなかったのだが・・・

俺はスピニングで挑む予定だったが・・・

スピニングでは90パーセント以上取れないと判断して挑戦は中止にした。
まして90分以内となると99パーセント以上不可能。
ここは浅い。水深は平均25~30メートルである。かなり沖に行っても40メートルしかない。浅いから横方向へ何度も高速でダッシュする。PEラインを使っているのでかなり強い衝撃がロッドとリールに伝わる。
そして27キロ以上のドラグでも船べり10メートル以内に頑として寄ってこないのだ。そんなファイトが2時間以上続き、最後はトラブル発生となってしまう。
さてどうしたらいいのやら。
全員で悩むことになった。
これは毎日船上で出たMUSSEL貝。P.E.Iの名物である。ムール貝に似ている思ったら、後日ムール貝とわかった。

味は美味しい!の一言。毎日出されたが、毎日あっという間にみんなの胃袋に消えた。
ズタズタにされたあとに数々の賞を取っているという高級レストランに行った。

アブデルのサラダだけど、野菜じゃないように見えますが・・・

何と紙でした(爆)

ちなみに料金は超高級でしたよ。
さて明日は釣れるかな?
その2へ続く(今回は5回まで)

ニュージーランド南島の巨大マグロに4年連続で挑み、その経験を持ってカナダ東海岸の巨大マグロに挑んだ。ニュージーランドがアベレージ250キロなら、カナダは350キロ以上である。
結果は初日からトラブルの連続だった。ロッドが折れる、フックが折れる、リールが壊れる・・・
「想定外」
まさに想定外だった。
行き先はカナダのプリンスエドワード島。赤毛のアンで有名な島である。毎年たくさんの日本人観光客が訪れる。ただし釣りで行く人は皆無?

7月にケープコッドで購入した雑誌には「カナダのクロマグロ」の記事が細かく書かれていた。

ポップアップタグをマグロに付けてその生態はかなり解明されている。

タグを打った後の生存率は96.6パーセントだそうだ。
ちなみにこのタグは50万円もするので日本の機関も学者もほとんど使っていない。
ニュージーランドのクロマグロもアメリカの研究機関がタグを毎年40本以上打ち、DNA鑑定をして生態が明らかになった。それは日本近海で育ったマグロがニュージーランドまで南下しているという新たに明らかにされた事実だった。
クロマグロ消費国ではないアメリカがここまで研究に力を入れていることは称賛しなければならない。日本は世界中のクロマグロを買って売って食べるだけの国なのである。
タックルは130ポンド以上を推奨している。

その理由はタックルがライトだとファイティングタイムが長引くからである。ファイティングタイムが90分を超すとマグロの生存率が低くなるという研究結果が報告されている。

西大西洋のクロマグロの産卵場はメキシコ湾。一部は大西洋を横断してヨーロッパ側まで回遊する。
※東大西洋のクロマグロは地中海が産卵場。

アングラーには短時間で釣ることと船べりで素早いリリースを推奨している。

この海域はクロマグロの世界記録も多く出ている。この写真のマグロはオールタックル世界記録の679キロ。

そして挑戦が始まった。
1発目は開始5秒後にヒット。そして12分後にリールにトラブルが発生してラインブレイク。
2発目はドンパリが挑戦。昨年ニュージーランドで280キロをキャッチしている。

1時間45分で推定320キロをキャッチ&リリース!

しかし最後の土壇場でロッドが折れてしまった。残り3メートルだったので、とっさにリーダーを掴んでキャッチ。

3発目は12/0のサークルフックが折れてしまった。

そして4発目はまたまたリールのトラブルでラインブレイク。ドラグがロックしてしまうのだ。
5発目も船べりでロッドが折れた。
残り20メートルくらいだったので船長がショックアブソーバー用のナイロンリーダーを船の常備品タックルに結んで船べりまで寄せてリーダーの先端をカットしてリリース。

ニュージーランドでは問題はなかったのだが・・・

俺はスピニングで挑む予定だったが・・・

スピニングでは90パーセント以上取れないと判断して挑戦は中止にした。
まして90分以内となると99パーセント以上不可能。
ここは浅い。水深は平均25~30メートルである。かなり沖に行っても40メートルしかない。浅いから横方向へ何度も高速でダッシュする。PEラインを使っているのでかなり強い衝撃がロッドとリールに伝わる。
そして27キロ以上のドラグでも船べり10メートル以内に頑として寄ってこないのだ。そんなファイトが2時間以上続き、最後はトラブル発生となってしまう。
さてどうしたらいいのやら。
全員で悩むことになった。
これは毎日船上で出たMUSSEL貝。P.E.Iの名物である。ムール貝に似ている思ったら、後日ムール貝とわかった。

味は美味しい!の一言。毎日出されたが、毎日あっという間にみんなの胃袋に消えた。
ズタズタにされたあとに数々の賞を取っているという高級レストランに行った。

アブデルのサラダだけど、野菜じゃないように見えますが・・・

何と紙でした(爆)

ちなみに料金は超高級でしたよ。
さて明日は釣れるかな?
その2へ続く(今回は5回まで)