2012/04/02

今年も凄かったノースカロライナのマグロ前半組その1

ルアーにマグロが襲いかかった瞬間です。
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昨年初めて挑んで大爆釣だったノースカロライナ・ナグスヘッド沖のクロマグロ。145キロを筆頭に100キロオーバーを連発した。最長のファイティングタイムは4時間55分で1時間以上かかることが多かった。

釣り方はキャスティングとジギングである。ジギングでも大型が連発した。

今年は俺のお勧めでカーペンターの小西、サンライズの田代らが2月にチャレンジ。60キロオーバーを全員キャッチ、最大は田代の船長推定145キロ、叉長実測210センチだった。なんとステラのドラグをMAXまで締め上げて22分でキャッチだった。これには同行したアメリカのサミもビックリだったらしい。
※ステラSW20000はカタログ上はドラグ25キロだけど、実際は29キロくらいまで上がります。

田代は別格として、ほとんどの日本人は大きなマグロとファイトしたことがないので、最初はどうやっていいのかわからず、ファイティングタイムは長くなる傾向にある。サミを代表とするアメリカのアングラーは大きなマグロと数えきれないほどファイトしているのでファイティングタイムは日本人より平均してかなり短い。100キロくらいなら20分前後でキャッチしている。ドラグは16~19キロ(俺が昨年と今年実測)くらいである。日本人は昨年キャスティングでは10~11キロくらいだった。

これは基本的に経験よりも体力に差があるのだろうと考えていた。

ところが今年は違った。日本人がとんでもないドラグで次々と挑んで大型を短時間でキャッチしたのである。中でも昨年からアメリカのマグロに挑んでいる横山明太子とヤガラ、そして後半組のボケヒロ(佐野)は凄かった。ファイト終了後に計測したらアメリカ人もビックリのドラグだったのである。

一番は体力よりも経験なのである。もちろん体を鍛えておいたほうがいいことは当然だ。

それと俺がアメリカのマグロツアーを積極的に組んでいるのは、現地に行っていろいろと目で見て学んでほしいからである。アメリカ人の釣り方も当然だが、それ以上にマナーやモラル、そしてなんでこんなにマグロが釣れるのかということを。

日本のマグロはほぼ無法状態だが(巻き網などはさいたるもの)、アメリカは厳しいレギュレーションがある。ノースカロライナで漁師さんがマグロを獲っていい期間はたったの3日だけである。しかも1船が1日2匹までである。その漁期は毎年1月なので、我々が行く頃はクロマグロを狙っている漁船を見ることはない。周囲に見える船はすべて釣り船である。その釣り船のレギュレーションは1船叉長72インチ以下を1匹までしかキープできない。72インチ以上はすべてリリースしなければならない。しかも船に上げることはできない。船べりでルアーを外してリリースしなければならない。

よく日本では釣った魚を売る釣り人の話を聞くが、アメリカでは釣り人が魚を売ることは違法である。それは専業の漁師さんの生活を脅かすことになるからである。また同じ理由でレストランなどに持ち込むこともできない。そのようなことだから、釣り人がマグロで大儲けすることは絶対にない。


3月上旬、ニューヨークのJFK(ジョン・F・ケネディ)空港に到着した左からペンペン、明太子、ゴリ。
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いつものようにサミの運転で800キロ以上離れたナグスヘッドに移動する。8時間以上かかる。
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ノーフォーク空港でアメリカ西部から参加のヤガラと合流。

ナグスヘッドの宿に着いたのは深夜の1時ころだった。
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今回はレンタルハウス(貸し別荘)を2週間借りた。キッチン、洗濯機などホテルよりはるかに生活するのに充実しているからである。しかも安い。

これは俺の寝室。一人一部屋である。
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広々としたキッチン。
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リビングも広く、大型のテレビもあった。
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無線ランは無料で快適。
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そして朝の5時半に船に乗り込んだ。船は今年もシーブリーズ号である。58フィートの大型クルーザーだ。
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マリーナにはほぼ同じ大きさのクルーザーがたくさん並んでいる。ほとんど釣り船である。
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巡航速度25ノットでポイントまで約1時間半。


開始してまもなくぺんぺんのジギングにヒット!
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途中で暑くなり、一枚脱ぐ。
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13分で楽々キャッチ。
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自己記録大幅更新の45キロ。
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ペンペン「小さくてよかった」

行く前にさんざん俺に脅かされていたので(笑)


続いて2年連続参加のヤガラにヒット!
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昨年よりもはるかに上達したファイトだった。

上がってきたのは100キロを優に超すマグロ。
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推定122キロ(270ポンド)。
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叉長72インチ以上なので船べりリリース。

ファイティングタイムは38分。終了後にドラグを計測したら、なんと23キロだった。

これは次に釣ったサミのマグロを借りて撮影。
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タックルはオールシマノ。

ロッド:Blue Rose S4815F
リール:ステラSW20000PG
ライン:PE8号
リーダー:フロロ100ポンド
ジグ:スティンガーバタフライ200グラム
ファイティングタイム:38分
ドラグ:ファイナル23キロ


続いて明太子にヒット
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10分弱で船べりに浮いたが、あまりにも強引にやったのでロッドが折れた(あきらかに立てすぎ)

ドラグは実測23キロだった。


続いてサミがキャスティングでかけた。

途中2回ほど船べりに肘をついて休憩。これも大型を釣るテクニックかも。
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45分過ぎにようやく浮上。
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大型は船べりに浮いてからが勝負。まだまだ弱ってないからだ。
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これはトロフィーなのでキープとなった。
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※トロフィーとは
シーズン中に釣り船は72インチ以上でも1匹だけキープすることができる。

叉長実測84インチ、重さ推定136キロ。
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ファイティングタイムは49分。ドラグは実測16キロだった。


続いてゴリにヒット!
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あっという間に船べりに浮いた。サミと同じサイズだった。

ジョージがリーダーを一度は掴んだが、あまりにも元気でリーダーを離した瞬間ロッドが折れた。

クルーはリーダーを掴んでも強い抵抗があると離します。強引にするとリーダーが切れるからです。船べりは要注意です。

ゴリはリーダーを掴んだ後、ホッとしてロッドを立てたままでした。折れたのは油断です。

136キロクラスをあと一歩で逃してしまったが、いい経験になった。

しかし11分で寄せてしまったのだから凄いことは凄いね。


そのあとはキャスティングで連続ヒットとなった。


ドバーン!
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ズドーン!
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あっちにもこっちにも!マグロが跳ねまくり!
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しかもすべて100キロオーバー!

日本チームはこのあとキャスティングでもハイドラグで挑みました。


その2へ続く