2012/04/03

今年も凄かったノースカロライナのマグロ前半組その2

ファイト中は「2度とやりたくない」と思うそうだ。
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明太子が後日語っていました。

「これ釣ってる時は苦しくて来年は絶対に参加しない!
と心に誓いながらやってましたが今思い出すだけで全身に力が入ってしまいます。
もちろん来年も予約しました、来年まで遠いな〜〜〜〜」


その明太子のファイトを紹介します。

サミとダブルヒットでした。
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サミは3分でキャッチ。サイズは推定50キロ。これはリリース。


それからは明太子の孤独な戦いとなった。
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ロッドはほぼ限界で曲がりっぱなしです。
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ロッドの反発力では延々と浮いてきません。
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ほんとに辛いファイトでした。
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何度もハラハラしました。
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そして何度も叫びました。

俺「それ以上立てたら折れるぞ!」

ロッドは主にGTを狙うカーペンターのEP88/35です。折れにくいロッドだけど、絶対に折れない竿なんてありません。そして8.8フィートは100キロを超す大型マグロには不向きです。本人が身を持って感じてくれました(笑)
※GTは短時間のパワーゲームです。同じ50キロならマグロよりGTのほうがはるかに力があります。でもGTは瞬発力はあっても持久力がありません。ハイドラグに3分耐えられればほとんど勝利できます。
マグロは根ずれがないので、一気に勝負をかけるより、持久戦勝負です。ペース配分を間違えないことが大事です。ニュージーランドでは8時間50分ファイトした後に220ポンドのリーダーを船長とクルー3人がかりで引っ張りましたが、マグロの抵抗にあいリーダーが切れてしまいました。マグロの持久力はとんでもないです。そして筋肉の回復スピードは人間の4倍と言われてます。


明太子は1時間くらいまではロッドを立ててファイトしてましたが、それ以降はロッドを真っすぐにして船で引っ張って浮かせ、そしてラインを回収するという作戦に変更しました。

しかし1時間19分後に残り約10メートルでリーダーブレイクでした。ドラグは実測21キロでした。

おそらく150キロ以上あったと思います。


ほとんどのアメリカ人は7~7.5フィートのロッドを使ってます。
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ハーネスはブラックマジックを使っている人が多いです。
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ロッドが短いので飛距離は出ないけど、全員が短いロッドを使っているのでハンデはありません。そして遠くに投げなくてもヒットします。

ブラックマジックは位置が低いのでロッドを持つ手の位置がティップ側に少し近づきます。テコの原理でファイトが楽になります。欠点はマグロが船の真下に入った時に立てすぎて折ることが多くなることです。ロッドを抜こうとしても簡単に抜けないのも欠点です。ただし股間が痛くなることはほとんどありません。

※来年のノース用に7フィートと7.5フィートの大型マグロ専用キャスティングロッドと5フィートのジギングロッドを考えてます。ノースに参加しない人でも興味のある方は茂木まで連絡をください。


午後3時ころストップフィッシング。4時半ころにマリーナに帰港します。
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このマリーナからはアトランティックブルーマーリンの世界記録(1,142ポンド)も出ています。


そして2日目と3日目は悪天候で釣りは中止。ワシントンDCに1泊2日で行き、スミソニアン博物館巡りをしました。世界最大とも言われている博物館でじっくり見たら一週間はかかります。これは後日ブログで紹介します。またリンカーン記念館、ジェファーソン記念館の周りは桜がいっぱいです。毎年桜が咲く時期は見物客で一番賑わうそうです。今年は日本から送られてきて100周年です。大きなイベントがあるそうです。


4日目、ナグスヘッドに戻って釣り再開です。

この日はゴリもキャスティングで勝負!
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ロッドはカーペンターのBLC83/40です。長いけどファイトが比較的楽なロッドです。

推定65キロ!なんとゴリの人生初マグロです。
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ファイティングタイムは9分です。これはキープしました。


続いてヤガラにヒット!
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ロッドはS社のプロトです。

アメリカチームの乗っている船が見物に近づいてきました。
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ヤガラは60~70キロサイズを5~10分くらいで釣ってました。
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いっぱい釣っていたので何匹釣ったかは記憶がアヤフヤです。ファイティングタイムはデジカメのデータ、またビデオで確認できます。

昨年より数段進化したヤガラです。
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このマグロはリリースしました。


続いて明太子とペンペンにヒット!
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明太子はファイトが短すぎて写真がありません。あっという間(2~3分)に寄せて船べりでリリースしてました。


そしてペンペンの渾身のファイトが続きます。
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ファイティングタイム17分で推定65キロをキャッチ!またまた自己記録更新です。
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これもリリースしました。

ペンペンはほとんどジギングでキャスティングは数えるくらいしか投げてません。

ペンペン「しんどいから嫌です」(笑)


マリーナに戻って記念写真。
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このうち、両脇のマグロは隣の船から借りました。我々が釣ってリリースしたのと同じサイズです。


そして最終日です。すでに全員極度の筋肉痛です。

ゴリがキャスティングで推定65キロをキャッチ!
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これもリリース。ファイティングタイムは6分でした。


そしてヤガラがまたまたキャッチ!
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サイズは60キロくらいだけど、やたらと元気で40分かかりました。フックがなかなか外れないので船上で外してタグを打ってリリース。ドラグは実測19キロでした。個体差が大きいと感じました。


前半組終了。2日間中止になったが、全員2匹以上キャッチして大満足でした。
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100キロくらいのマグロならドラグ15キロに耐えられれば30分以内でだいたい上がります。10キロなら1時間~1時間半くらいです。150キロならドラグ15キロで1時間~1時間半、20キロなら30分でだいたいが上がると思います。
ジギングで掛けたほうがロッドが短い分、アングラーの負担は少ないです。
8フィート以上のロッドでドラグ20キロかけて20分以上ファイトできる人はほとんどいません。

200キロのマグロはドラグ20キロで1時間以上かかります。これは俺のデータと日本のマグロ漁師さんから聞いたデータから出した答えです。

マグロ   ドラグ   時間
100キロ  10キロ  1時間~1時間半
150キロ  15キロ  1時間~1時間半
200キロ  20キロ  1時間~1時間半
300キロ  30キロ  1時間~1時間半
400キロ以上になると300キロとの差が少なくなります。ファイティングタイムはPEとナイロンでも違ってきます。ナイロンラインは太いのでウオータープレッシャーが強くかかるのでファイトは短くなります。また釣り場の水深でも変わってきます。深いところはファイティングタイムが長くなります。フックの掛かりどころでも違ってきます。個体差もかなり大きいです。

キャスティング
ロッドは8フィート未満をお勧めします。ラインはPE8号以上です。リーダーは170ポンド以上で先端にフロロの70~80号を50センチ以上つなぎます。

ジギング
ロッドは4.8~5.3フィート。ラインはPE8号以上。リーダーはフロロの100~150ポンド。
ジグは200~300グラムです。



後半組へ続く