2012/11/01

2年連続カナダの巨大マグロに挑む!前半組その2

壮絶な戦いの後・・・
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アベレージ375キロの海。こんなところは世界中探してもないだろう。日本では専業の漁師さんでさえ375キロオーバーを釣っている人は数人(10人未満)しかいない。

これほど大きいマグロが釣れる理由は厳しい漁獲制限があるからだろう。


そんなカナダやアメリカ北東部にも乱獲の歴史がある。

ボストンの南東にケープコッドと言われる半島がある。日本語に訳すと「タラ岬」。かつてゴールドラッシュのように漁民が移り住み、タラ漁の繁栄がボストンを生んだ。そして「タラ貴族」があちこちに生まれた。

今、この海域でタラはほとんど獲れない。


1497年にジョン・ガボットがカナダ北東部に到達したとき船員はバケツでタラを大量に掬ったそうだ。16世紀頃はヨーロッパ人が食する魚の60パーセントがタラだったそうだ。

挙句にタラの乱獲「コッドラッシュ」が始まった。最初は伝統的な漁法だったが、やがて魚群探知機、トロール船が現れ、根こそぎ獲るようになった。繁栄の証しとしてニューファンドランド島のあちこちに「タラ御殿」が建った。やがて資源は激減し、絶滅の危惧さえ言われるようになった。今では廃業する漁師が後を絶たない。

カナダのタラ漁 大漁の夢 今は遠く
http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/0704/feature04/


タラが激減したことでタラの餌だったロブスターは増えたとか。

でもニシンとサバは減っているらしい。

そのような歴史を経験し、反省して今の厳しい漁獲制限や釣りのレギュレーションができたのだろう。

現地のクルーはクロマグロのリリースに関しても「生存率の高いリリース」を真剣に考えて、実行していた。

我々日本人が学ぶべきことがここにはたくさんある。



釣りの合間に。味は日本のカキとほぼ同じ。
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隣の船でファイトが始まった。
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我々の船も八丸がファイト開始。
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ニュージーランドから4年続けて挑んでいるのでファイトには余裕がある。
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見物側は余裕ありすぎ(笑)
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20分くらいで一度は船べりに
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そのあと再び走られたが
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すぐに船べりに寄せて
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31分でキャッチ&リリース
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カナダでは極小サイズ・・・

ロッド:カーペンター・プロト(持参した中で2番目にヘビーなロッド)
リール:ケンマツ50
ライン:PE10号+ジンカイ50号200メートル
リーダー:マンユウ100号
フック:マスタッド・サークルフック12/0
ファイティングタイム:31分
アングラー:八田(八丸船長)
重さ:船長推定450ポンド



風の強い日は穴開きのカイトを使った。
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昨日は満席で門前払いされたレストランで乾杯♪
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これはコマセ用のニシン。
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これは我々の餌。Mussel(ムール貝)です。
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これは網に掛かっていたニシンです。餌にされました。
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そして!

船の最強タックル(ガチンコ用)にマグロがヒット!
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最初からドラグレバーをMAXにしてファイト開始。


それでも余裕(な振り?)のドンパリ。
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俺も余裕です(笑)
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ドラグが強いのでほとんど走らず船べりでの攻防が続く。
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15分経過したころトニー船長の指示でドラグをいったん緩めてマグロを走らせる。
船べりでの攻防があまりにも危険を伴うのが緩めた理由だろう。
ドンパリの腰が一度浮いて飛んでいきそうになったからね(-_-;)

15分くらい経過して再びドラグをMAXに!
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残り7メートルくらい。かすかに黒く見えるのがマグロ。
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リーダーは3メートルしかないので、そこまで寄せないとクルーはラインを掴みません。


38分後、マグロが船べりで反転した直後にリーダーブレイク。

反転したときにリーダー(フロロ100号)が口を横切るように入り、歯で切れたらしい。

残念。切れなければあと10分くらいでキャッチできただろう。

大きさは船長指定800ポンドオーバー。



連日夢のようなビッグファイト。カナダの海に感謝の乾杯♪
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前半組の最終日はノースレイク港から出た。
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結局チャンス無く終了。ここでは滅多にないこと。


トニー船長宅を訪問。広い庭です。
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これはトニーの仕事小屋。
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広々してます。日本ではまず見られないゆとりあるスペース。
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昨年はこのロッドが5本折れたそうだ。
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トニーの家族と。
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今回使ったラインはカナダのマグロ漁師が絶賛するJINKAI(日本製)。
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最終日のディナーはシャーロットタウンで。車で1時間(約90キロ)です。
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去年もここで食べた。
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お疲れ様♪
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カナダ式鍋ウドン。
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お寿司はサーモンが中心。白人はマグロよりサーモンが好きらしい。
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そして翌日の早朝便でトロントを経由して日本へ
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次はプリンスエドワード島観光編です。

そのあと巨大クロマグロ後半戦です。後半は日本人初の1000ポンドオーバーがキャッチされました。