カナダの巨大マグロに挑む・やっちまったぜ問題爺が!
全員が初挑戦のカナダ釣り1日目です。
一番経験豊富なボンガキからスタートです。ボンガキはスピニングで挑みたいと言ったけど、俺が「いきなりスピニングで挑むより、1回トローリングタックルのスタンドアップを経験したほうがいい」
しかもスピニングは昨日の練習中に大問題が判明(怒)
スーリスの港に朝7時半に集合。マグロ用の釣り船が昨年よりさらに増えていた。3年前は4~5艇しかなかったけど、今年は10艇くらいあります。

今年から変なものがリーダーに備え付けられてます。

シンカースライダーと言うそうです。形状はアラスカのサーモン釣りで使われているやつに似てます。それの大型版です。
使う用途はサーモン用とは違います。これはトニー船長が船べりでハリスを切られるのを防ぐために作りました。
ハリスを切られるのは船べりでの攻防です。マグロは最後に船下をぐるぐると回ります。そのときにハリスが口を横切るように入ってしまうことがあります。それで歯で切られます。真下に来ればチューブはシンカーの重みでマグロの口に届きます。走ると水の抵抗でチューブは釣り人側に移動します。
すぐにヒット!

初挑戦だけど余裕のファイトでした。
船長推定850ポンド(386キロ)をキャッチ!

大型マグロは船に上げるとダメージが大きいのですべて船べりリリースです。短時間でリリースすればほとんど生きてます。
小さなマグロ(メジ、ヨコワサイズ)はアメリカ西海岸で毎年たくさんアーカイバルタグをお腹に埋め込んでリリースされてます。なんとナイフでお腹を切ってタグを埋め込んでから針と糸で縫合してリリースします。生存率は96パーセントだそうです。そのマグロは1年後から2年後くらいに日本近海でキャッチされます。
そのタグを埋め込んでいるアメリカの研究機関のホームページ
http://www.topp.org/species/bluefin_tuna
日本へ帰ってくる時期とルートがわかります。
お腹を切り開いてタグを埋め込んでリリースします。
http://www.topp.org/features/topp_and_bluefin_tuna
俺が2008年9月にアップしたブログ(必見)
http://uminchumogi.blog111.fc2.com/blog-date-200809.html
このようにクロマグロの生態の研究はアメリカがダントツで進んでます。
ニュージーランド沖で獲れるクロマグロをDNA鑑定をして日本近海のクロマグロと同種であるということを決定づけたのもアメリカの研究機関です。そのクロマグロにポップアップタグを毎年40本持って7月から9月の間に打っていた学者(ジョージ・シリンガー)もこの研究機関に所属してます。
アーカイバルタグもポップアップタグも1本50万円以上します。日本の研究機関はお金がないので打てないそうです。
日本は世界中から獲って(買って)食べるだけの国です(-_-;)
グレンがハリスの先端付近をナイフでキャッチしてリリース。

ロッド:カーペンター・ブラックビーストBB55/70B(sg)
リール:ケンマツ80
ライン:JINKAI50号(150ポンド)
ハリス:フロロ150ポンド(約50号)
フック:マスタッド・サークルフック10/0
口切れ防止用にシンカースライダー(シンカー付きチューブ)を使用
シンカースライダーは歯で傷だらけでした。これがなかったらハリスを切られたかも。

このシンカースライダーを使うことで細いハリスも使えるようになった。細いと言っても50号(フロロ)です。今までは100~120号(フロロ)をメインで使ってました。
おめでとう!

午前中にリリースできたので、いったん港に戻り午後も釣りができます。
※基本は1船1日1ファイトです。キャッチできなくても1ファイトすれば1日はそれで終了です。でも午前中にリリースできればいったん港に戻って、午後船として出船できます。リリースが正午を回ってしまったら1日はそれで終了です。
さあ
次は規格外の問題爺です。
すぐにヒット!
実に安定したファイト!

とても65歳とは思えない。

水を飲む余裕も!

ところが
15分でマグロは船に寄ったけど
一気に勝負をかけてしまった(-_-;)
再び走るマグロに対してフルドラグ+両手でスプールを押さえた!
「バチーン!」
高切れ終了
森爺「切れちゃった」

俺「パワーじゃないんだよ」
65歳の爺さんに「手加減」を教えてあげましたわ(笑)
そんでもって1日目終了
時間がいっぱい余ったので、島内観光へ
ノースレイクにあるトニー船長の事務所の前で

いろいろと刺激があるっていいことだね(^O^)
2日目~
今日もフル出動です。

昨日15分で終わらしちゃった問題爺にお仕置きとして、今日はトップバッターです。
苦しんでいただきます。
でも
苦しむのか?
全然苦しんでません(-_-;)

今日は両手はやめて片手でスプール押さえてます。片手の親指で1.5キロくらいドラグが上がります。指4本使うと強くなりすぎて危険です。

リールはタリカ50なのでMAX23キロくらいしか出ません。しかもファイト中に低下します。指ドラグは必要です。
安定したファイトだったけど
ガタン!
なんと
ギンバルプレートが外れて落ちてしまった。
俺が背後から取り付けようとするけど、力が掛かっていて取り付けられません。
ずっとギンバルを持っていたけど、ひねられたロッドを元に戻せない。というか無理やりひねようとしたらロッド側のギンバルが曲がってしまった(-_-;)
やむをえずこういうファイトになりました。お腹に金属のギンバルを付けたら穴があきますから(-_-;)

ロッドエンドは仲間が持ってます。
船べり攻防は10分くらいだった。グレンがハリスを掴んだ。

トニーがナイフでハリスをカットしてリリース!

トニー船長「1000ポンド!」
なんと
65歳の爺さんが1000ポンド(454キロ)を釣ってしまった。
最後にプレートが外れるというアクシデントが無ければ、完全に単独ファイトでした。
恐るべし
スーパーロボ爺(ロボットになっちまったよ)
おめでとう!

ロッド:カーペンターBB54sg
リール:タリカ50
ライン:PE10号500メートル+JINKAI50号100メートル
ハリス:マンユウ120号(カイトフィッシング)
フック:マスタッド・サークルフック12/0
そして
次は
いよいよ
一番の問題野郎です。
昨夜の会話
俺「絶対釣れないから夜逃げしたほうがいいぞ」
ヤニ貴「俺、なんか持ってるんですよ」
俺「・・・」
人生最後のタバコ?

しかも両手の小指が無い(-_-;)
小指がなかったら握力もない。
仕掛け投入
すぐにヒットしちゃいました。
さて
どうなるんだろ?
ありり?
メッチャ余裕や!

片足が不自由なんで最初からロッドを船べりに付けてのファイトです。
昨晩、考えたそうだ。
ラインは両手で手繰る。

ハンドルは両手で巻く。

さらに
神様が味方した?
マグロがどんどん岸の方へ泳いでいく。
これが「なんか持っている」なのか?

辛いのか?

それとも念を入れてるのか?
なんと水深10メートル(35フィート)!

浅くなればなるほどアングラーに有利になる。
あっという間に
ハリス掴んじゃいました。

あまりにあっけないのでレンズ間違えた。顔が写ってない(-_-;)

船長推定650ポンド(295キロ)
ロッド:カーペンターBB55/60(sg)
リール:タリカ50
ライン:PE10号500メートル+JINKAI50号100メートル
ハリス:マンユウ100号(ウキ使用)
フック:マスタッド・サークルフック12/0
絶対釣れないと言ったのに・・・

ヤニ貴「だから言ったでしょ、なんか持ってるって」
でも
俺のロッドをこんなにボロボロにしてくれやした。

俺「あのなあ・・・」
次はボンガキがスピニングで挑みます。
「芋~」
なんのこと?
一番経験豊富なボンガキからスタートです。ボンガキはスピニングで挑みたいと言ったけど、俺が「いきなりスピニングで挑むより、1回トローリングタックルのスタンドアップを経験したほうがいい」
しかもスピニングは昨日の練習中に大問題が判明(怒)
スーリスの港に朝7時半に集合。マグロ用の釣り船が昨年よりさらに増えていた。3年前は4~5艇しかなかったけど、今年は10艇くらいあります。

今年から変なものがリーダーに備え付けられてます。

シンカースライダーと言うそうです。形状はアラスカのサーモン釣りで使われているやつに似てます。それの大型版です。
使う用途はサーモン用とは違います。これはトニー船長が船べりでハリスを切られるのを防ぐために作りました。
ハリスを切られるのは船べりでの攻防です。マグロは最後に船下をぐるぐると回ります。そのときにハリスが口を横切るように入ってしまうことがあります。それで歯で切られます。真下に来ればチューブはシンカーの重みでマグロの口に届きます。走ると水の抵抗でチューブは釣り人側に移動します。
すぐにヒット!

初挑戦だけど余裕のファイトでした。
船長推定850ポンド(386キロ)をキャッチ!

大型マグロは船に上げるとダメージが大きいのですべて船べりリリースです。短時間でリリースすればほとんど生きてます。
小さなマグロ(メジ、ヨコワサイズ)はアメリカ西海岸で毎年たくさんアーカイバルタグをお腹に埋め込んでリリースされてます。なんとナイフでお腹を切ってタグを埋め込んでから針と糸で縫合してリリースします。生存率は96パーセントだそうです。そのマグロは1年後から2年後くらいに日本近海でキャッチされます。
そのタグを埋め込んでいるアメリカの研究機関のホームページ
http://www.topp.org/species/bluefin_tuna
日本へ帰ってくる時期とルートがわかります。
お腹を切り開いてタグを埋め込んでリリースします。
http://www.topp.org/features/topp_and_bluefin_tuna
俺が2008年9月にアップしたブログ(必見)
http://uminchumogi.blog111.fc2.com/blog-date-200809.html
このようにクロマグロの生態の研究はアメリカがダントツで進んでます。
ニュージーランド沖で獲れるクロマグロをDNA鑑定をして日本近海のクロマグロと同種であるということを決定づけたのもアメリカの研究機関です。そのクロマグロにポップアップタグを毎年40本持って7月から9月の間に打っていた学者(ジョージ・シリンガー)もこの研究機関に所属してます。
アーカイバルタグもポップアップタグも1本50万円以上します。日本の研究機関はお金がないので打てないそうです。
日本は世界中から獲って(買って)食べるだけの国です(-_-;)
グレンがハリスの先端付近をナイフでキャッチしてリリース。

ロッド:カーペンター・ブラックビーストBB55/70B(sg)
リール:ケンマツ80
ライン:JINKAI50号(150ポンド)
ハリス:フロロ150ポンド(約50号)
フック:マスタッド・サークルフック10/0
口切れ防止用にシンカースライダー(シンカー付きチューブ)を使用
シンカースライダーは歯で傷だらけでした。これがなかったらハリスを切られたかも。

このシンカースライダーを使うことで細いハリスも使えるようになった。細いと言っても50号(フロロ)です。今までは100~120号(フロロ)をメインで使ってました。
おめでとう!

午前中にリリースできたので、いったん港に戻り午後も釣りができます。
※基本は1船1日1ファイトです。キャッチできなくても1ファイトすれば1日はそれで終了です。でも午前中にリリースできればいったん港に戻って、午後船として出船できます。リリースが正午を回ってしまったら1日はそれで終了です。
さあ
次は規格外の問題爺です。
すぐにヒット!
実に安定したファイト!

とても65歳とは思えない。

水を飲む余裕も!

ところが
15分でマグロは船に寄ったけど
一気に勝負をかけてしまった(-_-;)
再び走るマグロに対してフルドラグ+両手でスプールを押さえた!
「バチーン!」
高切れ終了
森爺「切れちゃった」

俺「パワーじゃないんだよ」
65歳の爺さんに「手加減」を教えてあげましたわ(笑)
そんでもって1日目終了
時間がいっぱい余ったので、島内観光へ
ノースレイクにあるトニー船長の事務所の前で

いろいろと刺激があるっていいことだね(^O^)
2日目~
今日もフル出動です。

昨日15分で終わらしちゃった問題爺にお仕置きとして、今日はトップバッターです。
苦しんでいただきます。
でも
苦しむのか?
全然苦しんでません(-_-;)

今日は両手はやめて片手でスプール押さえてます。片手の親指で1.5キロくらいドラグが上がります。指4本使うと強くなりすぎて危険です。

リールはタリカ50なのでMAX23キロくらいしか出ません。しかもファイト中に低下します。指ドラグは必要です。
安定したファイトだったけど
ガタン!
なんと
ギンバルプレートが外れて落ちてしまった。
俺が背後から取り付けようとするけど、力が掛かっていて取り付けられません。
ずっとギンバルを持っていたけど、ひねられたロッドを元に戻せない。というか無理やりひねようとしたらロッド側のギンバルが曲がってしまった(-_-;)
やむをえずこういうファイトになりました。お腹に金属のギンバルを付けたら穴があきますから(-_-;)

ロッドエンドは仲間が持ってます。
船べり攻防は10分くらいだった。グレンがハリスを掴んだ。

トニーがナイフでハリスをカットしてリリース!

トニー船長「1000ポンド!」
なんと
65歳の爺さんが1000ポンド(454キロ)を釣ってしまった。
最後にプレートが外れるというアクシデントが無ければ、完全に単独ファイトでした。
恐るべし
スーパーロボ爺(ロボットになっちまったよ)
おめでとう!

ロッド:カーペンターBB54sg
リール:タリカ50
ライン:PE10号500メートル+JINKAI50号100メートル
ハリス:マンユウ120号(カイトフィッシング)
フック:マスタッド・サークルフック12/0
そして
次は
いよいよ
一番の問題野郎です。
昨夜の会話
俺「絶対釣れないから夜逃げしたほうがいいぞ」
ヤニ貴「俺、なんか持ってるんですよ」
俺「・・・」
人生最後のタバコ?

しかも両手の小指が無い(-_-;)
小指がなかったら握力もない。
仕掛け投入
すぐにヒットしちゃいました。
さて
どうなるんだろ?
ありり?
メッチャ余裕や!

片足が不自由なんで最初からロッドを船べりに付けてのファイトです。
昨晩、考えたそうだ。
ラインは両手で手繰る。

ハンドルは両手で巻く。

さらに
神様が味方した?
マグロがどんどん岸の方へ泳いでいく。
これが「なんか持っている」なのか?

辛いのか?

それとも念を入れてるのか?
なんと水深10メートル(35フィート)!

浅くなればなるほどアングラーに有利になる。
あっという間に
ハリス掴んじゃいました。

あまりにあっけないのでレンズ間違えた。顔が写ってない(-_-;)

船長推定650ポンド(295キロ)
ロッド:カーペンターBB55/60(sg)
リール:タリカ50
ライン:PE10号500メートル+JINKAI50号100メートル
ハリス:マンユウ100号(ウキ使用)
フック:マスタッド・サークルフック12/0
絶対釣れないと言ったのに・・・

ヤニ貴「だから言ったでしょ、なんか持ってるって」
でも
俺のロッドをこんなにボロボロにしてくれやした。

俺「あのなあ・・・」
次はボンガキがスピニングで挑みます。
「芋~」
なんのこと?