2013/10/18

カナダの巨大マグロに挑む・やっちまったぜ!日本人最高記録!

トニーキャビンは快適だった。キャビンは3つある。1つのキャビンに部屋が二つ、そしてキッチン、シャワールーム、トイレがある。WiFiも繋がる。大きな液晶テレビもあり、TV番組やDVDも観賞できる。ベランダも広く、回りの空き地(芝生)も広い。トニーの自宅から2~3分。スーリスの港まで20分、ノースレイクの港まで10分くらいである(スーリスとノースレイクの中間点)。


いつも森爺とヤニ貴が食事を作ってくれた。
1_201310140217337ff.jpg


正直、自分たちで作ったほうが町のレストランで食べるより美味かった。
2_20131014021735c44.jpg
アメリカ、カナダの料理は俺には合わない。東南アジアや中国、台湾、韓国、トルコ、イタリア、フランスなどは美味しい。カナダで美味しいと思うのはロブスターとマッセル(ムール貝に似ている)くらいだ。


そして4日目の釣り

スーパーロボ爺にヒット!

これも余裕を感じるファイト
3_201310140217376c1.jpg


ただし、これはスーパータフなマグロだった。

40分くらいで船べり近くでの攻防となったが、延々と寄ってこない。サイズは900ポンドくらいだった。
4_20131014021739d7a.jpg


シンカースライダーは口元でハリスを保護している。
5_201310140217425cd.jpg

何度も船下を回るうちにナイロンリーダーが切れてしまった。原因はナイロンラインの疲労。SICガイド(オーシャンガイド)との摩擦で2匹も釣ればボロボロになってしまうのだ。この時点で50号(150ポンド)をやめて65号(200ポンド)のみを使うことにした。ローラーガイドにすればこのようなことがないのだが、ローラーガイドはPEラインとの相性が悪い(ローラーに食い込んだり、空回りしたりする)。

※この問題に関しては帰国後に解決済み。



そして釣り5日目


すべてのロッドのグリップにテープをぐるぐるに巻いた。
6_201310140218004d8.jpg
4日終了時でスタンドアップ用のロッド3本はボロボロになっていた。


一度に4本のロッドを出す。1本はフカセ釣り、2本はウキ釣り、1本はカイトを使った。3本は左舷でカイトだけ右舷である。
7_20131014021802f7e.jpg

ナイロンリーダーはすべて65号(200ポンド)である。リーダーは昨日の失敗後、すべて新品に交換した。


今日はすべてが規格外、スモーキングパワーのヤニ貴の出番。


ファイト開始!
8_20131014021808de8.jpg

前回、ロッドのEVAグリップをボロボロにして俺に怒られたので、今回は船べりにロッドを付けないファイトをやった。

片足が不自由(首の大手術をやって頸椎5本にセラミックが入っている。それが原因)なので2本の足で踏ん張れないからファイティングチェアーに寄りかかってファイトをやった。


かなり辛そう(あとで本人はファイト中はタバコを吸えないので辛いと言ってた)
9_20131014021810b23.jpg
ヤニ貴「吸いてー!」


本人が辛ければ辛いほど周囲は楽しんでます(^O^)
10_20131014021812e6c.jpg
ヤニ貴「あかん、スモーク切れや」


ねじり鉢巻にこのTシャツ、日本男児だね~
11_20131014021840cf6.jpg


途中から船べりでの攻防になると

やはりこうなった。片足不自由では仕方ないな。
12_201310140218439c8.jpg
ナイロンリーダーが入ると両手でプレッシャーをかけた。ドラグは28キロまで上げている。


体重が62キロなので何度も腰が浮いてしまう。腰が浮かないようにボンガキが常にロッドベルトを掴んでいた。
13_20131014021845152.jpg

完璧に単独ファイトである。


そしてグレンがハリスを掴んだ。
14_20131014021848053.jpg

トニー船長が言った。

1050ポンド!

476キロである。

規格外のヘビースモーカーが日本人最高記録(漁師も含めて)を釣っちゃった。


大きいのは見慣れている俺もビックリする巨大マグロだった。
15t_201310140220491ba.jpg

挑戦することが大事。やってやれないことはないと教えてくれた偉大なるヤニ貴だった。


おめでとう!
16_201310140218515d3.jpg

ロッド:カーペンター・ブラックビーストBB55/70B(sg)
リール:ケンマツ80
ライン:JINKAI約65号(200ポンド)
ハリス:フロロ150ポンド(約50号)
フック:マスタッド・サークルフック10/0
口切れ防止用にシンカー付きチューブを使用


このあとむさぼるようにタバコ吸ってた(笑)



ご褒美にトニー船長が山盛りロブスターをプレゼントしてくれた。
17_201310140219196a5.jpg
痛風の俺には猛毒ですけど(-_-;)


いただきま~す♪
18_20131014021922212.jpg



そして前半組の最終日が来た。


すでにスピニングでの挑戦は無理と判断してやらないことにした。現行のモデルでは魚を傷つけるだけである。

改良モデルが出るまで持ち越しである。俺も今年スピニングで挑むためにジムまで通った。ボンガキが釣ったら俺もやろうと久しぶりに燃えていたのだが・・・


活性が高いのでボンガキに3順目が回ってきた。


ファイト開始
19_2013101402192411a.jpg


始めの30分は無理をせずスタミナ温存

30分を過ぎてから勝負に出る!
20_20131014021926aac.jpg


最後の攻防、一番集中力がいる場面。思ったより時間がかかった。
21_20131014021928cc7.jpg


かなりタフなマグロだったが、ついにギブアップ。
22_20131014021949005.jpg


スタンドアップはこれで卒業、次は再びスピニングだ。
23t_20131014022051f8b.jpg
船体にメジャーが書かれてます。単位はインチです。これで叉長を計って重さを推定します。ですから重さはかなり正確です。


自分でハリスをカットしてリリースした。
24t_20131014022054618.jpg

トニー船長推定850ポンド

ロッド:カーペンター・ブラックビーストBB55/60B(sg)
リール:マカイラ80
ライン:PE12号(600メートル)+JINKAI約65号(200ポンド)200メートル
ハリス:フロロ100号)
フック:マスタッド・サークルフック10/0

ドラグは初期にMAX31キロにセットしておいたが、終了時はMAX24キロまで落ちていた。これが船べりで時間がかかった一番の原因。ドラグは命である。ファイティングタイムは1時間17分(カメラのデータで計測)。


ボンガキも船べり攻防でやってくれました。やけに嬉しそうなロボ爺(笑)
25_20131014021951f5d.jpg

来年からはプロテクターが必要だな・・・


最終日にトニー船長が全員にリリース認定証を渡した。
26_20131014021953db4.jpg

1050ポンド、1000ポンド、850ポンド、850ポンド、650ポンド・・・

全然期待してなかった前半組だったけど

超出来過ぎでした。あんびりーばぼーです。




最後は「歩く大気汚染」規格外ヤニ貴で締めくくります。


日本からタバコ25箱持参したけど、5日目で全部吸ってしまった。

スーリスの街をウロウロするけどタバコ屋が見つからない。

地元の人に教えてもらった青いビルの建物に行く。


普通のスーパーである。でもタバコの看板はどこにもない。
27_201310140219552a8.jpg


このレジの後ろのカーテンの中にタバコはあった。
28_2013101402195774e.jpg

タバコは人目に触れないようにしてるんだろうな。

そういえば島でタバコを吸う人はほとんどいませんでした。


ここで25本入りを10箱購入。1箱1200円なり、高い!
29_20131014022016db5.jpg

しかもパッケージが・・・(-_-;)


これでも1日100本吸うヤニ貴でした。
30_20131014022018e60.jpg



さあ、次ぎは後半組です。

ゴリ、大仏の怪力コンビが挑みます。トップバッターは昨年船べりで惜しいラインブレイクだった外房大船長です。新参者のハマチ君も登場します。

とりあえず後半は全員が1時間以内にキャッチしたことをお先に報告しておきます。