2009/07/16

カナダでチョウザメを狙う

チョウザメ釣り計画をスタートしたのは2年前である。当初の予定はカスピ海(イラン側)。キャビアの出荷はカスピ海が世界一らしい。

しかしテヘランからカスピ海へ行くには海抜4000メートル以上の峠を越えなければならない。吹雪で通行止めが頻繁にあるとか。

そのうえ、カスピ海は乱獲でチョウザメが激減しているとか・・・

ではカナダにしようかと考えているとき

昨年の秋、イギリスの友人デーブから写真が届いた。
dave1


即バイト!

こんなジャンプの写真も発見!
jump_dave


7月9日成田を出発。同行はメジ1号、バク、がんじゅう。


場所はバンクーバーから車で2時間のチリワック。川はフレーザー河。


開高健の本を読んだ限りではかなり釣れない魚らしい。

そんなことで一人一匹を目標とした。最悪全員で一匹釣れればいいかなと思ってた。


ところが


予想をはるかに上回る結果でした。

これは叉長257センチ、重量推定150キロ
チョウザメ150キロ

これは叉長190センチ、重量推定60キロ
63kg

これは叉長221センチ、重量推定95キロ
95kg

これは叉長198センチ、重量推定63キロ
60kg

これは叉長188センチ、重量推定55キロ
55kg

これは叉長195センチ、重量推定60キロ
mogi55kg

チョウザメ(スタージョン)の重量換算表
http://www.pugetsoundanglers.org/fishing/Sturgeonlength_weight.htm
推定重量はこれを基準として胴回りを考慮して算出。
叉長はすべて実測。


結果は100ポンドオーバーを9匹、小さいのも含めると40匹くらいです。

カナダの大自然に感謝。世界にはこんなところがまだあるんです。

チョウザメは大切に扱われてすべてリリースされました。ギャフは絶対に使いません。フックはバーブレスのシングルフックです。

こんな大きいのにジャンプします。見た限りでは大きい奴ほど派手にジャンプします。その瞬発力とファイトは川のブラックマーリンだとデーブは言ってました。

最初はゆるゆるのドラグ(船のタックル使用)なのでパワーを感じなかったけど、4日目にGT並みにドラグを上げてファイトしたら50キロクラスで100メートルくらいダッシュしました。これには驚きました。

最大の150キロはファイティングタイム1時間45分です。

mogi

saito



こんなに凄い魚で半端でなく大きいのに日本人はほとんど来ないそうです。

チャレンジしたらどうですか?

ツアー会社はここです。
フリーライドアングラーズ
http://www.worldfishing.co.jp/
担当:柏木、更井



景色も壮大でした。
jump3

jump2

Jump1

jump4

Eagle1

Eagle2