2009/10/13

NY観光とボストン沖クロマグロ

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ノースカロライナ沖のジギングから一旦ニューヨークに戻った。翌日J・F・ケネディ空港で前半組を見送り、後半組を出迎える。明日からボストン沖のクロマグロなのだが天候が思わしくない。夕方まで船長からの連絡を待ったが数日間は風が強く出れそうもないという返事だった。

それではニューヨーク市内観光ということになった。同行のAさんは20年ぶりのニューヨークに懐かしさでいっぱいのようだった。Q君は美大出身なので美術館めぐりをしますと大喜びだった。ニューヨークには大きな美術館や博物館がいっぱいある。そしてエンパイアステートビル、自由の女神、グランドゼロ、SOHOなどなど。とても3日や4日では見回れそうもない。

まず行ったのがエンパイアステートビルだった。ブルックリンから地下鉄でマンハッタン島に入り、ある駅で降りてから歩いた。初めてなので駅を間違えて1時間くらい歩いてようやくエンパイアステートビルに。

86階から見たマンハッタン。
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続いてメトロポリタン美術館。ここで美術館オンリーのQ君とお別れ。
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俺とAさんはナチュラルヒストリーミュージアム(アメリカ自然史博物館)へ
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2日目はSOHOに行った。Q君はこの日も美術館めぐり。

そして3日目は俺だけサミ宅でお休み。AさんとQ君は美術館めぐり。

そして4日目も観光となり、まず3人で自由の女神のあるリバティ島へ。

リバティ島から見たマンハッタン。
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現在の景色
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テロ当日。2棟の高層ビル(世界貿易センタービル)に飛行機が突っ込んだ。
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建設中のグランドゼロ一帯
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AさんとQ君は結局1日も釣りができず、帰国となってしまった。俺だけ残った。サミが明日から天気がよくなる。3日間ずっと凪だよというのでマイレージでチケットを取って3日間延期することにした。何しろ80万マイルも貯まっているんで。そして時化後は期待できる!?

サミの自宅があるニュージャージーのプリンストンを真夜中の12時頃出発してボストンへ走る。
明け方到着して1時間ほど待機してから出港となった。

予報どおり、ベタ凪である。

これは乗合船らしい。
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これは突きん棒船
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これも突きん棒船。こんな漁が継続しているということはマグロが多いからかな?
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これは1日目に乗った船。船長がキャスティングに夢中になっている。
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そしてサミが1日目に40キロくらいのマグロを釣った。ルアーは猛闘犬丸。
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俺も翌日30キロくらいのマグロを釣ったが擦れ掛りだったので船べりリリース。朝一なので余裕でリリースしたのだが、その後はパッタリヒットせず。

朝方ははあちこちでマグロが跳ねていたが10時頃からパッタリと跳ねなくなった。

ジギングを始めるとマダラが入れ食い。
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手前の船に1日目、奥の船に2日目、3日目と乗った。小さいけど大きな船外機を付けているのでスピードは25ノット前後と速かった。どっちの船長もマグロキャスティングに完全にはまっていた。操船を忘れて投げてばかりだったからね(笑)
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3日目はケープコッドの周辺を攻めたが、マグロの姿は確認できず。

そこは鯨だらけだった。100匹以上は見ただろうか。とにかく凄かった。船の周りは鯨だらけである。
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結局、目標としていた100キロオーバーには遭遇できなかった。跳ねているのは大きくて50~60キロくらいだった。日本と同じでマグロは世界どこへ行っても簡単には釣れない。サミに来年また来ると言って帰路に。

今回はサミにほんとに世話になった。ノースカロライナ往復、ボストン往復、そしてNY市内観光の送迎などなど。4000キロ以上を一人で運転してくれた。そしてサミの家に何日も泊めてもらった。サミがホテル代がもったいないからうちに泊まりなさいというので。

サミのファミリー
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アメリカでは多くの友人ができた。みんな良い人ばかりだった。
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帰国後、2週間くらい経ってサミからメールが届いた。全員で7匹のマグロをキャッチ、そのうちの5匹をサミが釣ったそうである。
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ボストン沖のクロマグロは船中1本しかキープできない。あとはすべて船べりでリリースである。

クロマグロは世界中で激減している。ちょっと前に大西洋マグロの輸出入禁止の法案も出された。これからますます厳しい環境になっていくのは間違いない。

いつまでもこの釣りをしたいならリリースは重要な選択肢である。

自分に問う「国内で釣ったマグロをリリースできるの?」

答え「多分無理です」