クロマグロを守るために今年もデモをやります。
今年も産卵期のクロマグロを守るために水産庁前と一番産卵期のマグロを獲っているニッスイ本社前でデモを行います。
合わせて今年はやる気を感じられないWWFジャパン、そして全国まき網漁業協会の前でもデモを予定しています。
5月25日(木) 13:00集合~14:30解散予定
集合場所 日比谷公園霞門前
参加申し込みアドレス uminchumogi@nifty.com
※氏名、携帯番号、メールアドレスを添えて申し込んでください。また昨年、一昨年に着たTシャツ、ポロシャツで参加してください。初めての方は、サイズを教えてください。当日お渡しします。1着1500円です。
昨年のデモです。昨年の6月15日に北海道から、九州、沖縄、台湾、タイなどから105名が参加した。

水産庁前を「しっかり資源管理をやれー!」と堂々と歩く。ニッスイの前では「産卵期のまき網をやめろー!」と歩く。

これは一昨年のデモ。86名が参加した。

デモの翌月は境港を訪問した。境港では白須会長(山陰まき網協会)に案内をしていただいた。

境港の漁業関係者と対談。前向きな意見交換ができた。

デモを業界新聞に寄稿。

境港での協議も寄稿した。

同じ月に青森県の深浦漁港を訪問。(青森県一のクロマグロの水揚げ港)

深浦の苦しい現状を組合長から聞かせていただいた。

資源保護活動に本格的に取り組んで3年目を迎えたが、少しずつだが進展を感じる。今までは水産関係者しか参加できなかった会議や発表会に釣り人も参加できるケースが増えてきた。水産関係者が釣り人の声にも耳を向けるようになった。それは確実に前進と言えるだろう。
俺は常々「海は国民の財産」と言っている。水産資源は一部企業や天下りの物ではない。資源枯渇は今も進んでいる。我々国民はそれに対して、強く抗議する資格があるのだ。
減り続ける我が国の水産資源。クロマグロに限らず、アジ、サバ、ホッケ、ニシン、スケソウダラ、スルメ、シシャモ、などなど、多くの魚がこの1世紀で9割以上減少した。そして現在も減り続けている。
資源が増えたか、減ったかは我々釣り人は海に出ているので自分の目で確認することもできる。釣り人からアンケートをとっても、ほとんどの魚種で「減った」という回答が「増えた」という回答の数倍あった。クロマグロに関しては圧倒的に「減った」の回答が多かった。
中でも日本海側のクロマグロの減少は著しい。その原因は産卵期に漁獲が集中していることにある。その漁獲されるクロマグロの多くが初産卵なのである。30~40キロの卵を抱えたクロマグロが一度も産卵をすることもなく殺されているのだ。
このままでは水産業の未来も、釣りの未来も真っ暗である。
何もせずに衰退を見続けるのか、それとも未来のために何らかの行動を起こすのか。
太平洋クロマグロはすでに「待ったなし」なのだ。
俺は国内の現状も毎年海に出て見続けているが、海外の現状も自分の目で確認している。
カナダのプリンスエドワード島には毎年2回行っているが、その資源はあきらかに回復している。
プリンスエドワードでは釣り人はすべてリリースが基本である。それでも世界中から釣り人が押し寄せている。遊漁は2009年から開始されたが、釣り船、そして訪れる釣り人の数は増える一方である。これこそ地方創生と言えるだろう。

小さな島の小さな漁港だが、マグロ釣りのシーズンになると釣り客や観光客で賑わう。この海域のクロマグロのアベレージサイスは優に300キロを超える。

大西洋の東側もクロマグロの資源は急激に回復している。スペインの釣り船はすぐに予約でいっぱいになる。3年先まで予約が埋まっている船もある。
昨年から、釣り人は多くの会議や水産関係の発表会に参加した。質問も積極的にやっている。
今年の2月には水産研究・教育機構の宮原理事長と対談した。水産行政の研究部門はここが中心となってやっている。

宮原理事長「水産資源は将来の人のためにある」「我々はそのために資源管理をしっかりやらなければならない」「産卵期のクロマグロなんか獲るもんじゃない」
※対談の様子は秋以降に某大手テレビ局の人気番組で放送の予定。
2月に開催されたスポーツフィッシングフェスティバルでは、東京海洋大学の勝川先生と羽田市場の野本社長に資源管理のお話をしていただいた。勝川先生「釣り人の資源管理への関心は確実に強くなってますね」。野本社長「食文化を守るためにも資源管理はしっかりやる必要がある」。

3月16日現在(日本時間)、アメリカのノースカロライナでマグロ釣りをしているが、巨大クロマグロが確実に増えている。
悪天候で出船中止が相次いでいるが、出船すれば必ず巨大クロマグロの群れに遭遇する。そのアベレージはなんと200キロ前後である。

6日前にはジギングで263キロのクロマグロがキャッチされた。ファイティングタイムは4時間47分。これはジギングに限らず、ルアー界の歴史に残る快挙である。この日はこのサイズの群れに遭遇してあちこちの船でファイト(我々日本人だけで少なくても10回以上)があったが、ことごとくラインブレイクだった。

豊かな海は人の心も豊かにする。出船中止が相次いでも誰も愚痴を言うものはいない。それは誰もが必ずチャンスが来ると信じているからである。
日本の海もかつてはこんな海だったことは多くの古い資料や文献、そして白黒の写真で確認できる。
悪天候で出船できない日は漁師にインタビューをやった。ノースカロライナは資源回復に伴い、3年前からマグロ漁師が増え続けている。
引き縄の漁師「マグロは儲かる。資源は確実に増えているよ」

そんな海を取り戻すために。
デモをやります。
合わせて今年はやる気を感じられないWWFジャパン、そして全国まき網漁業協会の前でもデモを予定しています。
5月25日(木) 13:00集合~14:30解散予定
集合場所 日比谷公園霞門前
参加申し込みアドレス uminchumogi@nifty.com
※氏名、携帯番号、メールアドレスを添えて申し込んでください。また昨年、一昨年に着たTシャツ、ポロシャツで参加してください。初めての方は、サイズを教えてください。当日お渡しします。1着1500円です。
昨年のデモです。昨年の6月15日に北海道から、九州、沖縄、台湾、タイなどから105名が参加した。

水産庁前を「しっかり資源管理をやれー!」と堂々と歩く。ニッスイの前では「産卵期のまき網をやめろー!」と歩く。

これは一昨年のデモ。86名が参加した。

デモの翌月は境港を訪問した。境港では白須会長(山陰まき網協会)に案内をしていただいた。

境港の漁業関係者と対談。前向きな意見交換ができた。

デモを業界新聞に寄稿。

境港での協議も寄稿した。

同じ月に青森県の深浦漁港を訪問。(青森県一のクロマグロの水揚げ港)

深浦の苦しい現状を組合長から聞かせていただいた。

資源保護活動に本格的に取り組んで3年目を迎えたが、少しずつだが進展を感じる。今までは水産関係者しか参加できなかった会議や発表会に釣り人も参加できるケースが増えてきた。水産関係者が釣り人の声にも耳を向けるようになった。それは確実に前進と言えるだろう。
俺は常々「海は国民の財産」と言っている。水産資源は一部企業や天下りの物ではない。資源枯渇は今も進んでいる。我々国民はそれに対して、強く抗議する資格があるのだ。
減り続ける我が国の水産資源。クロマグロに限らず、アジ、サバ、ホッケ、ニシン、スケソウダラ、スルメ、シシャモ、などなど、多くの魚がこの1世紀で9割以上減少した。そして現在も減り続けている。
資源が増えたか、減ったかは我々釣り人は海に出ているので自分の目で確認することもできる。釣り人からアンケートをとっても、ほとんどの魚種で「減った」という回答が「増えた」という回答の数倍あった。クロマグロに関しては圧倒的に「減った」の回答が多かった。
中でも日本海側のクロマグロの減少は著しい。その原因は産卵期に漁獲が集中していることにある。その漁獲されるクロマグロの多くが初産卵なのである。30~40キロの卵を抱えたクロマグロが一度も産卵をすることもなく殺されているのだ。
このままでは水産業の未来も、釣りの未来も真っ暗である。
何もせずに衰退を見続けるのか、それとも未来のために何らかの行動を起こすのか。
太平洋クロマグロはすでに「待ったなし」なのだ。
俺は国内の現状も毎年海に出て見続けているが、海外の現状も自分の目で確認している。
カナダのプリンスエドワード島には毎年2回行っているが、その資源はあきらかに回復している。
プリンスエドワードでは釣り人はすべてリリースが基本である。それでも世界中から釣り人が押し寄せている。遊漁は2009年から開始されたが、釣り船、そして訪れる釣り人の数は増える一方である。これこそ地方創生と言えるだろう。

小さな島の小さな漁港だが、マグロ釣りのシーズンになると釣り客や観光客で賑わう。この海域のクロマグロのアベレージサイスは優に300キロを超える。

大西洋の東側もクロマグロの資源は急激に回復している。スペインの釣り船はすぐに予約でいっぱいになる。3年先まで予約が埋まっている船もある。
昨年から、釣り人は多くの会議や水産関係の発表会に参加した。質問も積極的にやっている。
今年の2月には水産研究・教育機構の宮原理事長と対談した。水産行政の研究部門はここが中心となってやっている。

宮原理事長「水産資源は将来の人のためにある」「我々はそのために資源管理をしっかりやらなければならない」「産卵期のクロマグロなんか獲るもんじゃない」
※対談の様子は秋以降に某大手テレビ局の人気番組で放送の予定。
2月に開催されたスポーツフィッシングフェスティバルでは、東京海洋大学の勝川先生と羽田市場の野本社長に資源管理のお話をしていただいた。勝川先生「釣り人の資源管理への関心は確実に強くなってますね」。野本社長「食文化を守るためにも資源管理はしっかりやる必要がある」。

3月16日現在(日本時間)、アメリカのノースカロライナでマグロ釣りをしているが、巨大クロマグロが確実に増えている。
悪天候で出船中止が相次いでいるが、出船すれば必ず巨大クロマグロの群れに遭遇する。そのアベレージはなんと200キロ前後である。

6日前にはジギングで263キロのクロマグロがキャッチされた。ファイティングタイムは4時間47分。これはジギングに限らず、ルアー界の歴史に残る快挙である。この日はこのサイズの群れに遭遇してあちこちの船でファイト(我々日本人だけで少なくても10回以上)があったが、ことごとくラインブレイクだった。

豊かな海は人の心も豊かにする。出船中止が相次いでも誰も愚痴を言うものはいない。それは誰もが必ずチャンスが来ると信じているからである。
日本の海もかつてはこんな海だったことは多くの古い資料や文献、そして白黒の写真で確認できる。
悪天候で出船できない日は漁師にインタビューをやった。ノースカロライナは資源回復に伴い、3年前からマグロ漁師が増え続けている。
引き縄の漁師「マグロは儲かる。資源は確実に増えているよ」

そんな海を取り戻すために。
デモをやります。
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2018-09-19 06:34 編集