マダガスカルのGT

前回でアフリカの問題などを取り上げたが、なぜアフリカが良くならないのかを考えた。そしてネットで検索してあるブログにたどり着いた。
Chikirinの日記「アフリカが発展しない理由」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100207
他にも「アフリカ 良くならない」で検索するといろいろ出てきた。これらを読むと絶望的に感じてくる。これほどひどい国でも国連やワシントン会議では1国1票となる。お金持ちの国に援助ばかりを要求する国が環境保護や自然保護に真剣に取り組んでいる国と同等の権利があるのだ。
日本もアフリカで長年農業指導をやってきたが、いっこうに成長しない国がほとんどだ。成長しない理由はいくつもある。一つは海外からの援助。自国の農産物を買うよりもただで手に入る食糧援助に頼っていること。それと助成金で作った農産物の余りをただ同然の値段でアフリカに売り込む各国の業者。これも自国の農産物を買うよりずっと安いのである。さらに農産物が実る時期になると内戦が始まり農地を奪われる。アフリカで内戦を起こすのはゲリラというより盗賊と呼んだほうが正解らしい。アフリカでは豊かになることは多くの者から狙われることになる。豊かになると同時に武器を購入して自衛力をつけなければならない。そこで武器商人が暗躍する。いろいろな理由で農業は発展も定着もしない。
話はまたまた横道にそれたが、このへんでマダガスカルのGTフィッシングを紹介します(笑)
首都のアンタナナリブで1日観光をしたあと、国内線でヌシベに向かった。
空港に着いたのは出発時間の4時間前。基本的に途上国の国内線は遅れることが多い。さすがに早く空港に来すぎたと思っていた。退屈な時間をどう過ごそうか・・・・と。
ところがEチケットでは18:15発となっているのにカウンターで受けとったチケットは14:00発となっていた。すでに14時を回っているので離陸後である。

それは大変だと空港の係に聞く。
チケットはボールペンで16:00発と書き直された。

そして実際に飛んだのは17時だった。もしEチケットの時間を信じて1時間前に空港に着いたなら、乗り遅れたことになる。俺は遅くなることには慣れているが早くなることは初めての経験だった。
ヌシベ空港に夜の19時頃到着。

トラックに荷物を積み込んで南部の宿に向かった。

この荷物は落ちずに無事に届いたのか?

翌朝、空港から20分ほどデコボコ道を走った浜から迎えのボートに荷物を積み込む。

20分ほどでビーチキャンプに到着。ヌシベ美人が素晴らしいお化粧で出迎えてくれた。

フランスの旅行会社の社長でもあり、キャンプのオーナーでもあるギーさんがわざわざフランスから来て出迎えてくれた。

キャンプの目の前で漁をするおばさんたち。

タックルを積んでゴー!

7年ぶりにGTに挑んだ太郎にヒット!

15キロくらいのGT

この日は渋く4人で3匹キャッチで終了。
キャンプ前のビーチ

この小屋に泊まった。一人一小屋。小屋に電気はありません。

シャワーはドラム缶から。(高いところに置いてあり高低差でシャワーの水が出る仕組み)

さて7年ぶりの太郎(本名:北澤)だが、毎日猛トレーニングをやってた。太郎は昨年の極真空手道連盟 極真館「第7回全日本ウェイト制空手道選手権大会」中量級の覇者である。今年38歳、格闘家としてはけっして若くないが挑戦魂にあふれている。太郎は学生(早稲田大学)時代に何度もタイへキック修行に行っている。今年も5月に大会が開催されるが連覇に向けて必死にトレーニングをしていた。昼は休まずポッパーを投げ続け、早朝と夕方はトレーニングで汗をたっぷりかいていた。凄い奴である。ちなみに太郎は俺の翻訳担当(主にメール)でもある。インドネシアに5年間いたこともあり、マダガスカルの風景を見て「インドネシアの山村部に似ている」と懐かしんでいた。しかしインドネシアよりマダガスカルのほうがはるかに貧しいとも言っていた。

スクワット!

走る!

シャドー空手!

漕ぐ!

さらに泳いでました。
しかし釣果には結びつかなかったようです(笑)
さて次はGT初挑戦ののんびり屋アブデルです。アメリカ人です。俺と2008年12月にニュージーランドに行ってます。
でも渋いのに釣果はまずまずでした。
キハダ15キロ!

こんな外道も!

GTはトータル5匹キャッチ!

本業は高校の先生(英語)です。ヌシベでも宿のスタッフに英語を教えてました。可愛い子ばかりなので本人かなり楽しかったようです。

そしてGT歴3年で200匹オーバー達成のオオサンショウウオさんです。超元気な還暦組です(笑)
まずは船長やってます。

クルーの二人がダブルキャッチ!

船長の腕がいいと釣れるもんです(笑)
GTは休まず投げ続け

7匹キャッチで竿頭

こんな外道も(ルアーはパンドラ)

最大34キロもキャッチ!

写真の取り方が下手で小さく見えますけど、でかかったです。
ちなみにGTはオールリリースでした。ハタなどもリリース。夕食用にスパニッシュマッカレルとボニート(スマガツオ)を数匹キープしただけでした。こんなところでもリリースは定着してた。
俺はいつもよりは多く投げたけど
3匹で終了でした。

我々の釣りをずっと見ていた観戦者

シエラレオネと似たような風景(エンジンの付いた船はほとんどない)

発電機が故障してランプの明かりで反省会、そして夕食です。普段は食堂だけ蛍光灯がつきます。

ビーチの砂が波にさらわれてカメの卵が露出してきた。

彼女たちは新しく穴を掘って埋めてました。明かるく優しい女性ばかりでした(^^)

ビーチにある椰子の木に簡単に次々と登る木登りの達人

水のようなものを集めてた。1日に同じ木に2~3回登ってた。30本以上あるから100回くらい登っていたかも。
ヌシベからの帰りのチケットに出発時間は記入されてなかった。

ちなみに1時間早く出発でした。
翌日、アンタナナリブからバンコックへの国際線も1時間40分早くなってた。
マダガスカルでは2時間おきに飛行機の発着時間を確認しないと必ず乗り遅れます(^^;
ぎょねっとさんです。ぽちっと協力をお願いします(^^)
