2010/05/21

豪州秘境・ブガッティリーフ

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前回、GTゲームの歴史と未来をアップした後にJGFAのイヤーブックを見ていたら「20秒ルール」というのがあった。

以下イヤーブック44ページからから抜粋

なにが20秒?!
魚は水中でしか呼吸できません!空気中で20秒以上たつと生存率に支障が出るという科学的重要なレポートがあります。ですから釣り上げた20秒以内でリリースを・・・それ以上時間がかかるときは魚を窒息させないためにいったん水中に戻し呼吸をさせます。


という内容である。ここには書かれてなかったがポンプでくみ上げた海水をホースで口から注ぐ方法も有効だろう。写真を撮るときは魚に触れる部分はすべて海水で濡らして、口からホースで海水を注ぎながら撮るのが良い方法だろう。

人間は1分くらいは海中に潜って無呼吸でも問題ないが、魚は空気中での扱いを気をつけないと致命的になるようだ。乾いて太陽熱で熱くなったデッキはさらに危険である。人間で例えれば熱くなった焼肉用の鉄板の上に置かれるようなもんだろう。


NOMADも素早いリリースに心がけている。そして小さいGTは写真を撮らずに船べりリリースすることが多い。釣り用のボートにはホースがないので撮影も素早くしなければならない。一人がファイト中に同船の仲間はカメラを取り出して待機していなければならない。それでも20秒以内でリリースすることはかなり難しい・・・

大西洋と太平洋の東側を除く世界中の暖かい海でGTは釣れる。その中でもオーストラリアは面積も広く、厳しいレギュレーションもあるのでGTの生息数はおそらく世界で一番多いだろう。20キロ未満のGTならケープヨーク周辺からエクスマウスにかけての北部海域で飽きるほど釣れる。大型となると東海岸はマッカイから南、西海岸ならニンガルリーフから南に多い。今回行ったブガッティリーフはマッカイからほぼ真東にある。数年前にNOMADはここへのツアーを始めたが毎回大型のGTが数多くキャッチされている。リザードアイランドの北にあるジュエルリーフには2007年、2008年と2年連続で行ったが、数はたくさん釣れるが30キロオーバーの大型は極端に少なかった。


今回の参加メンバー
ビルダー、ブレイク、手下、電結あらためサンパイ、イソギンあらためミッキー、ヤガラ(赤か青か不明)、俺の日本人7名に、シンガポールからクーさん、タンさん、オーストラリアからジムさん、ブルースさん、デーブさんの12名だった。


以下、今回のメンバーがキャッチしたGTの一部をアップ。
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ヒットが多いのでロッドのテストには最高かもしれない。
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ブレイクのファイト(ロッドはメロン屋工房のプロト)


ビルダー小西のファイト


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NOMADは宿泊用の80フィート大型カタマランと20~25フィートのフィッシング用小型ボート4艇でブガッティリーフに1ヶ月以上滞在していた。季節でオーストラリアの東海岸をあちこち移動している。グレートバリアリーフだけでも南北2000キロもあるのでポイントに困ることはないだろう。
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小型ボートで釣り場へ
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食事はいつも美味しいし、クルーもフレンドリーである。そして世界中から訪れるアングラーも共通の趣味ということですぐに仲良くなれる。
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昨年12月にプロショップMOGIにご来店したオーストラリアのジムさんも一緒。
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GT以外の魚もいっぱい見ることが出来た。

母船の回りにはいつもレモンシャークがいっぱい群れている。
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それを狙う釣り人
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なんと餌はピザパン

すぐヒット!
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レモンシャークの下にGTがいる。それも次々とヒットした。


釣りをしているときもレモンシャークは寄ってくる。
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これは大きなサカタザメの仲間
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夜は母船でアオリイカが入れ食いになる。
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行きと帰りは水上飛行機で
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ハミルトン島まで約1時間
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お世話になったNOMAD
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http://www.nomadsportfishing.com.au/index.htm